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春ピクニックにもぴったり! 東海3県おいしいパン屋さん

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街を散歩したり、ピクニックを楽しんだり、外で過ごす時間が心地よい季節となりました。そこで今週は、そんな時間を“おいしさ”でぐっと高めてくれる、東海エリアのパン屋を特集。朝の通勤途中や春ピクニックなど、さまざまなシーンで活用してみては。

小麦が香る“薪窯ベーグル”を堪能
多彩なイートインメニューも人気

春の陽気を感じる日が増え、外を歩いているだけでも気持ちが良い季節。公園でのんびり過ごしたり、ピクニックを楽しむとき、そこに“おいしいパン”があったなら、さらに心がウキウキしてしまいます。


そんな春気分をより高めてくれるパン屋のひとつが、名古屋市中区にある『IEN Bake house』。薪窯ベーグルをはじめ、北海道小麦とオーガニック小麦を中心とした多彩なパンは、幅広い層から人気を集めています。また時間帯によって変化する、イートインメニューも魅力のひとつ。テイクアウトとイートインを兼ね備えた『IEN Bake house』で、春のパンライフを楽しむ方法を探してきました。

平日の狙い目は午前11時!
薪窯ベーグルなど約30種類のパンが並ぶ


IEN Bake house

今年1月にオープンしたばかりの『IEN Bake house(イエン ベイク ハウス)』。ベーカリーのショーケースには、北海道小麦とオーガニック小麦を中心に使用したパンが常時30~40種類ほど並び、店内奥のイートインスペースでは、さまざまなイートインメニューを味わうことができます。


IEN Bake house

ベーカリーはテイクアウトのみで、営業時間は8時~19時。焼き上がったパンから順に店頭に並んでいくため、朝早くに来店してもすべてのパンが並んでいない場合があるそう。


スタッフさんによるとすべてのパンが焼き上がる時間帯は、平日は11時前頃、週末は少し早めの10時頃。連日多くの人で賑わっているお店なので、ベーカリーを利用する際は、焼き上がりのタイミングを見計らって来店するのがオススメです。


ちなみにベーカリーは営業時間こそ19時となっていますが、“売り切れ次第終了”というスタイル。15時頃にはほぼパンがなくなっていることもあるそうなので、お目当てのパンがある人は早めに来店しておくと安心かもしれません。


いちじくとクルミベーグル

パンのラインアップは、平日は約30種類、週末は約40種類。薪窯で焼いた「薪窯ベーグルプレーン」(280円)をはじめ、ベーグルメニューは全7種類揃います。


チョコソルトベーグル

クルミ生地に赤ワイン煮のいちじくをたっぷり練り込んだ「いちじくとクルミベーグル」(430円)、クランベリー入りのチョコレートとマルドンの塩を使用した「チョコソルトベーグル」(340円)など、個性豊かな味わいも魅力です。


カンパーニュ

ほか、発酵バターが香る「クロワッサン」(320円)や特製クリームとラム漬レーズンを使用した「パンオレザン」(360円)、オーガニック小麦と自家製酵母を使用した「カンパーニュ」(900円※ハーフサイズ450円)など、さまざまなパンが並びます。


あんバターサンド

バターと伊勢製餡所の粒あんをサンドした「あんバターサンド」(380円)など、名古屋ならではのパンも人気なのだそう。

朝はエッグベネディクト、昼はバーガー!
時間帯で変化するイートインメニュー


店内奥のレストランスペース

パンと同様に人気を集めているのが、奥のレストランスペースで楽しめるイートインメニュー。時間帯はモーニング、ランチ、ディナーに分けられ、それぞれ異なるメニューを楽しむことができます。


英語表記のメニュー表

ビジネス街という立地から、海外からのお客さんも多いという『IEN Bake house』。海外から来た人も利用しやすいよう、英語表記のメニュー表を用意する“おもてなし”も印象的でした。

モーニングメニューの提供は、8:00~10:45。オレンジ香るフレンチトースト液に1日自家製のバケットをつけ込んだ「フレンチトーストとキャラメルバナナ」(1,320円)、クロワッサントーストに自家製スモークサーモンとアボガドナッツのペーストをディップした「スモークサーモンとアボガド、ポーチドエッグの“クロースト”」(1,650円)など、全4種類のメニューから選ぶことができます。


IENエッグベネディクト

なかでも一番人気は、こちらの「IENエッグベネディクト」(1,540円)。

米粉入りの自家製マフィンはサクサクの食感。小麦が香るマフィン、カリカリに焼き上げながらも肉の旨味をしっかり兼ね備えたベーコンを、エスプーマで仕上げたふわふわのオランデーズソースが優しく包み込みます。



ポーチドエッグにナイフを入れると、黄身がとろり。濃厚な卵が味わいに奥深さをプラスしていきます。


「本日の自家製スープ」はオニオンスープ

スタッフさんによると、追加メニューの「ケールとロメインレタスのシーザーサラダ」(+440円)、「本日の自家製スープ」(+440円)を合わせてオーダーする人が多いそう。

この日の「本日の自家製スープ」は、オニオンスープ。オニオンの香ばしい匂いが食欲を誘います。


煮込まれたオニオンは、スプーンで簡単にほぐせるほど柔らか。オニオンの旨みと甘みが凝縮し、小さくカットされたベーコンの食感がアクセントとなったスープ。朝から味わうには、贅沢すぎる1杯でした。

ランチタイムは11:00~15:00で、メニューは、自家製バンズに和牛パティを豪快に2枚サンドした「IEN.バーガー」(1,540円)、ソラードオニオンを練り込んだ自家製フォカッチャを使用した「モンタデラとストラッチャテッラのサンドイッチ」(1,100円)など全5種類。

ディナータイムは、メインディッシュとして「鮮魚のポワレ」(2,640円)や「和牛ランプステーキ」(3,960円)、サイドディッシュとして「大エビの煮込み」(2,035円)など、豊富なレストランメニューが揃います。


モーニングは日によっては、行列ができるほど大人気。ベーカリーに続き、オススメの来店時間についてスタッフさんに聞いたところ、「モーニングはオープンすぐの8時前頃、ランチは10時半頃。土日の場合、ラストオーダーを早める可能性があります」とのことでした。

口の中で小麦濃度が上昇!
パンを片手に公園ブランチ

取材日が晴天だったこともあり、帰り際、ベーカリーでパンをテイクアウト。パンと共に、公園でブランチタイムを過ごしてみました。


薪窯ベーグルプレーン

購入したのは「薪窯ベーグルプレーン」(280円)と、スタッフさんが“お気に入りです”と話していた「ブリオッシュクリームパン」(300円)。


「薪窯ベーグルプレーン」は、割った瞬間、一気に広がった小麦の香りに思わず感動!外はカリカリ、中はもちもちとした食感で、噛みしめるたび、口の中で小麦濃度が上昇していくようでした。


ブリオッシュクリームパン

そして、挿入口からクリームが溢れるほど入っていた「ブリオッシュクリームパン」は、割った瞬間、クリームがこぼれ落ちるほどたっぷり!


こんがり焼けた外側の香ばしさと、バニラビーンズ入りの濃厚クリームが相性抜群でした。


全12種類のオリジナルジャムも購入可能

パンのほか、コンフィチュールやフロマージュなど、全12種類のオリジナルジャムも購入できる『IEN Bake house』。さまざまなパンとジャムをテイクアウトして、お気に入りの“マリアージュ”を探してみるのも面白いかもしれません。

撮影・取材・文/山田有真

■店舗情報■
IEN Bake house
電話番号/052-228-0166
住所/愛知県名古屋市中区錦3-16-30
営業時間/朝食8:00~10:30、ランチ11:00~15:00、ディナー17:00~23:00
定休日/不定休(※4月のお休みは14日・21日、5月以降は公式Instagramにて随時公開)
駐車場/なし(近隣にコインPあり)
https://www.instagram.com/ien_bakehouse/

パン好き会員たちが厳選!
“今行くべき”パン屋さんとは?

愛知・岐阜・三重に850店以上あるパン屋から、パン好き会員たちが厳選した“今行くべきパン屋さん”をランキング形式で発表。

1位に輝いたのは、行列ができる人気店『スーリープー』。パン好き会員たちからは、「ハード系が有名ですけど、全部おいしい。ハズレはない!」、「クロワッサンがバターの香りがしておいしい」など、さまざまな推薦コメントが寄せられました。


2位にランクインしたのは、岐阜県垂井町の『グルマンヴィタル』。外はカリカリ、中はモチモチの石窯パンが人気です。

そのおいしさの秘密を探るべく、同店の石窯工房に潜入。朝5時30分頃、前日に組んだ薪に火をつけます。薪を燃やし続けること、約4時間。窯の温度を一旦550℃まで引き上げ、石窯に熱を蓄えていきます。


直火ではなく、余熱でパンを焼く石窯パン。通常、パンは300℃以上で焼くと焦げてしまいますが、余熱の場合、350℃の高温で焼くことが可能なのだそう。


高温の余熱で焼くことで、表面にはしっかり火が入り、カリカリとした食感に。また、パンのなかに水分を閉じ込めることで、中はモチモチとした口当たりに仕上がります。

動画内では、余熱の持続時間を延ばせるように改造した“こだわりの石窯”、8種類のパンが味わえる豪華モーニングなど、『グルマンヴィタル』が人気を集める理由をたっぷり紹介。ランキングはもちろん、『パンのトラ』の新作パン開発の様子など、人気パン屋の裏側にも注目です。

■番組情報■
CBCテレビ「太田×石井のデララバ」
東海3県パン店ランキング
2025年2月26日放送

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本場仕込みのドイツパンが人気!
ライ麦とレバーペーストが相性抜群

豊かな自然が広がる、愛知県豊根村。山深い道沿いに佇むのが、ドイツパンのお店『ベッケライ・ミンデン』です。同店のパン職人・山口美知英さんによると、“ベッケライ”とはドイツ語でベーカリー、“ミンデン”はドイツの都市を指しているといいます。


ライ麦を多く使用するドイツパンは、外側がかたく、中はもっちりとした食感。ほのかな酸味もあるので、そのまま食べるより、レバーペーストを塗って食べるのがスタンダードです。


雑穀がふんだんに入った「メアコーン ハーフ」(380円)には、サケ・タマネギ・マヨネーズをディップ。しっとりとしたパンとタマネギのシャキシャキとした食感が相性抜群です。

山口さんはドイツの都市・ミンデンで修業を重ね、豊根村へ移住。今では地元の人だけでなく、浜松や三重など遠方からもファンが通う人気店となりました。


なんと50歳になってから、ドイツで修業を始めたという山口さん。それまではサラリーマンをしており、「やっぱりドイツパンがおいしいと思って、作りたいと思った」と、渡独時を振り返ります。

動画内では、東栄町の絶景スポット『蔦の渕』、店長こだわりの品揃えが人気を集める設楽町のスーパー『マルツ』など、奥三河の魅力をたっぷりピックアップ。ドイツパンと一緒に楽しむ、おでかけの参考にしてみては。

■番組情報■
メ~テレ「マチ10」
奥三河の魅力満載!秘境の絶景とドイツの本場パン屋にアイデアマン店長の愛されスーパー
2024年10月16日放送

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バーミキュラの技術をパンで体感!
サクサク食感の“鍋クロワッサン”

すべてのパンをバーミキュラで焼き上げるベーカリー、『バーミキュラポットメイドベーカリー名古屋タカシマヤ店』。パンを焼き上げる鍋にも、“おいしさの秘密”が詰まっていました。


抜群の密閉性を誇る、バーミキュラの鍋。カレーの場合は野菜の水分のみで調理できるなど、素材のもつ本来の甘みや旨みを引き出すことができます。

この鍋で焼き上げられるのが、カレーパンとクリームパン。「こだわり卵のクリームパン」(310円)は、こだわりの卵を使用した自家製のカスタードクリームが自慢です。


また、バーミキュラのフライパンの特徴を活かした、“ミニスキレット”で焼き上げられるのは、「鍋クロワッサン」(190円)。表面はサクサク、中はしっとりとした食感が特徴で、食べた瞬間、バターの芳醇な香りが口いっぱいに広がります。


動画内では、バーミキュラの密閉性などを実現している“職人技”にもフォーカス。素材の旨みが凝縮した味わい、サクサク食感を作りだす、鍋の蓋や底にほどこされた技術にも注目です。

■番組情報■
テレビ愛知「もっと5時スタ!」
一つ一つ丁寧に焼き上げる唯一無地のパン
2024年3月1日放送

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太陽光で1日2,000個焼き上げる!
電気工事会社が営むエコなパン屋さん

名古屋市港区にある『パン屋SUNtoF』。店内には、メロンパンやクロワッサンなど様々な種類のパンが並びます。実はこれらはすべて、“太陽光”の力で焼き上げられたもの。


お店の屋上に設置された、太陽光パネルが発電した電気でパンを焼いていたのです。

お客さんにわかりやすいように、店内には太陽光発電量のモニターを設置。モニターには発電電力や発電電力量、その日の発電で焼き上げられたパンの数が表示されています。


『パン屋SUNtoF』 村瀬元紀さんによると、パンの個数は夕方から夜につれて増えていき、最高で1,500~2,000個のパンが焼けるといいます。

太陽光でパンを作り、二酸化炭素の削減を目指す『パン屋SUNtoF』。同店の村瀬さんによると、1か月で約10万円の電気代を削減に成功、その電気量は一般家庭の約10軒分に相当するといいます。


実は同店をオープンさせたのは、地元の電気工事会社。同シリーズの他動画では、電気工事をしている会社がパン屋を始めたキッカケや理由を知ることができます。太陽光の力で焼き上げたパンを味わいながら、エコロジーな取り組みに参加してみては。

■番組情報■
中京テレビ「となりのカーボンニュートラルさん」
#24 2000個のパンを「あの力」で焼く!?
2024年9月9日放送

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