愛知でとろける、冬のごほうびチョコ : 5ページ目

おいしさの原点は、土づくりから。
地球と動物に優しい「放牧酪農」とは?

北海道コンフェクトグループが掲げる、「おいしさの3原則」。それは、「フレッシュなお菓子」、「どこよりも手間をかける」、「良い原材料をつかう」です。

夏の北海道・日高町の放牧酪農場(提供/北海道コンフェクトグループ)

素材づくりの土台として大切にしているのが、「環境再生型農業」です。

環境再生型農業とは、生態系を壊さずに、畑や牧場などの環境を再生させながら、農業や畜産業を営む考え方。環境負荷を減らすだけでなく、土壌や生態系を豊かにすることを目指しています。

夏の北海道・日高町の放牧酪農場(提供/北海道コンフェクトグループ)

放牧酪農では、牛を牛舎につなぐことなく、昼夜を問わず自由に外を歩ける環境で飼育。牛が自由に歩き、土を踏み固めることで、土壌に刺激が加わります。さらに、ふん尿は土壌微生物によって消化され、土はより豊かに。こうして“良い土壌”が増えることで、牧草が多くのメタンガスや二酸化炭素を吸収・隔離する効果が期待できるのです。

夏の北海道・日高町の放牧酪農場(提供/北海道コンフェクトグループ)

牛たちにとっても、放牧はストレスが少ない環境。のびのびと動き回れることで、搾られる牛乳はコクがあり、味わい深いものになります。

盤渓農場の様子(提供/北海道コンフェクトグループ)

さらに同グループでは、平飼い養鶏にも取り組んでいます。札幌市郊外の盤渓牧場では、約1,000羽の鶏が、放し飼いに近い環境で元気に暮らしています。

盤渓農場の様子(提供/北海道コンフェクトグループ)

エサは北海道産の小麦や米ぬかをベースとしたこだわりの配合。小麦を食べて育った鶏の卵は、臭みが少なく、すっきりとした味わいが特徴だといいます。

イチゴのへた(提供/北海道コンフェクトグループ)

ユニークなのが“おやつ”。グループのお菓子工場で出た商品にならないクッキーやスポンジ生地の端、イチゴのヘタなどを、食事の20%以内で与えています。不足しがちな栄養素を補えるだけでなく、卵に甘みとコクが加わり、お菓子づくりにぴったりの卵になるといいます。

また、2022年秋からは山地酪農にも挑戦。この冬は、初めて牛を放牧で越冬する試みにも取り組んでいるといいます。

夏の北海道・日高町の放牧酪農場(提供/北海道コンフェクトグループ)

行列や完売のニュースが先に届く両ブランドですが、その背景には、時間をかけた素材づくりと、手間を惜しまない工程があります。

甘さの奥にあるミルクのコク、軽やかな食感の中に感じる風味。

トレンドでもなく、レア度でもなく、その味わいが生まれたストーリーを知ることで、チョコレートをより深く味わうことができます。

SNOWSとCHEESE WONDERの商品は、ブランドの公式オンラインショップでも購入が可能。おいしさの向こう側にある、冬の北海道の風景を体感してみては。

撮影・取材・文/山田有真

■ブランド情報■
SNOWS
販売期間/冬季限定(2025年11月1日~2026年4月末)
https://snows-winter.com/

CHEESE WONDER
販売期間/公式オンラインショップにて、週2回(金曜と土曜の20時~)
https://www.utopiaagriculture.com/products/

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