値上げしてくれてありがとう!名古屋市北区「贅食家 千壽」大トロ160円は据え置き!&三重県四日市市「呑み処 鰻家」値上げの代わりに飛騨牛のせ! 『PS純金(ゴールド)』
『PS純金(ゴールド)』は高田純次、オリエンタルラジオの藤森慎吾が「やっぱり地元はオモシロイ」をテーマに東海エリアを紹介する番組です(中京テレビ毎週金曜よる7時から放送)。
2026年9月4日の放送分は、「心配になるほど安い店 値上げしてくれてありがとう!」特集! スタジオゲストにみなみかわさんをお迎えし、番組がこれまでに紹介してきた"安すぎるお店"をもう一度訪ねていきます。何もかもが値上がりするこの時代に、あのお店はちゃんと値上げできているのか。心配になって確かめに行く、いつもとは逆向きの企画です。
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仕入れ値が1.5倍でも大トロ160円は据え置き!名古屋市北区『贅食家 千壽』
まず向かったのは、名古屋市北区にある『贅食家 千壽(せんじゅ)』です。番組が取材したのは約2年前。生伊勢本まぐろの大トロや、北海道産の生ウニ軍艦、生ズワイガニなどの高級ネタもほぼ1貫160円という価格バグの寿司を提供していました。高級すぎるネタ(ウニ・大トロなど)は1人1貫まで、というルール付きです。
当時、店内にいたお客さんも「絶対コスパいい」「栄とか名駅なら1万円は超える」と口を揃えていました。「千壽ランチ(1,840円)※2024年当時の値段」には、A5ランクの飛騨牛肉寿司が入った寿司9貫に加え、アワビの残酷焼きや国産アナゴ天(丸ごと1尾)、自家製デザート、あら汁飲み放題など計7品がつきます。アワビは単品ディナーで頼むと、1,380円(※2024年当時の値段)するのだとか。
あれから2年、『贅食家 千壽』は値上げをしているのでしょうか。
番組スタッフが訪ねてみると…「千壽ランチ」は1,840円から1,990円へ、150円だけの値上げです。焼き魚やフライなど5品が付く「サービスランチ」にいたっては、約2年前が1,190円でしたが現在では1,200円と、10円しか上がっていません。
そして高級ネタ1貫160円は、据え置きのまま。「こんなに物価が上がってみんなお金を使えない。逆に来てもらうため」と大将の亀ちゃん。周りが値上げするなら自分は上げない、という逆張りだと言います。少しでも安く提供するため、個人店では考えられない大量仕入れでコストを下げているのだそう。
しかもこのお店、朝6時から営業しており、朝限定価格の「極上!海鮮ドラゴン盛り(990円)※仕入れ状況により内容は異なります」は、大トロ・生ウニ・イクラ・ズワイガニ・活アワビなどが盛られて1,000円以下。あら汁は飲み放題で、朝から単品で160円の寿司を追加注文することもできます。
朝から飲みたい人には「朝飲みセット(1,380円)」も。取材した日も朝7時から飲んでいるお客さんは、「最高よ~」と大満足。「自分の負担が増えてでもお客さんに還元したい」という亀ちゃんは、定休日以外はお店に泊まり込み、いつでも楽しんでもらいたいと24時間のUber Eatsの対応をしています。夜中でも多い日は平均15分に1回の注文が入るそうで、スタジオからは「もう家帰ってよ」と心配の声が飛んでいました。
うなぎ丼539円は今も据え置き!豊橋市『フードショップ コロナ 牧野店』
続いては豊橋市の『フードショップ コロナ 牧野店』。今年6月の放送で紹介した激安スーパーです。看板商品は「うなぎ丼(半身)」。これが539円という、ほぼワンコインの値段でした。ほかにも特売日には和牛バラ肉が朝から半額で747円、国産豚肉が同じく朝から半額で296円、相場270円の大根が107円と驚きの値段が並びます。
魚も肉も青果も、すべて店長の笹野さんが1人で発注しています。深夜1時30分から肉のカットとパック詰めを始め、その後青果の仕入れや魚の仕込みなどを営業前に行います。自由時間は1日で約3時間半しかなく、週に6日は使わなくなった冷蔵庫の中で3時間だけ眠る生活をしていました。
酷暑が続いたこの夏、久しぶりに訪ねてみると――笹野さんは元気でした。「1か月間死ぬかと思った」と笑いながら、店では変わらず動いています。
特売日には朝から半額シールを貼る"半額シール祭り"も健在。最近は流行りのシールも仕入れるようになり、それが新たなファン獲得につながっているのだとか。そして、看板商品のうなぎ丼の売り上げは8倍になったといいます。
お客さんからは「お店がつぶれてしまうと本当に困ってしまうので、少しの値上げをご検討ください」という手紙まで届いていました。
そんな売り上げが8倍にもなった、うなぎ丼は値上げをしたのかスタッフが尋ねると、「値上げしてないよ」と笹野さん。うなぎ丼(半身)は539円のままでした。大変にも関わらず笹野さんは「今ど楽しいもん」と笑うばかり。スタジオからも「それならいいよな」と、もう納得するしかないという声が上がっていました。
約25種類のおかずが盛り放題のモーニング!岐阜市『ブルーナイト』
3軒目はPS純金ではお馴染み、岐阜市の『ブルーナイト』。番組が最初に紹介したのは2018年、最後に取材してからも約5年が経ちます。
コーヒー1杯頼めば、約25種類ものおかずを1プレート盛り放題のモーニングがたった400円(※2018年当時の値段)という驚きの値段。こちらの料理は店主の光子ママがワンオペで作っていました。
物価高の現在はどうなっているのか、番組スタッフがブルーナイトに電話してみるも固定電話はつながらず、5年という時間もあって心配になった一行が店へ向かうと、看板もモーニングの案内もそのまま。光子ママは元気に営業していました。電話がつながらなかった理由は、取る暇もない忙しさで固定電話の通知をオフにしていたから、だそうです。
卓上には相変わらず大量のおかず。焼きそば、春雨ときゅうりの酢の物、夏バテ対策の自家製梅干し、ちくわと里芋の煮もの、茄子とパプリカの煮びたし、にんじんとコーンのコロッケなど次から次へとメニューを増やしていきます。1皿は約2kg。「夏は少なめに」してこの量なのだとか。
盛り放題のルールは「料理は1回のみ」「ご飯・卵・パンは1個ずつ」と貼り紙にありますが、光子ママ自身が「もう一回持っていき」と勧めてくるので、1回だけ盛り放題のルールを崩壊。「おいしいって言ってもらえるのが一番うれしい」と言います。
そんなモーニングの値段は、400円から500円に。1年ほど前に、100円だけ値上げしていましたが、値上げしてもまだ安い、ワンコインです。光子ママは値上げのときはギリギリまで悩んだそうで、常連さんも「100円上がっただけ」「感謝、お礼」と口を揃えます。
お客さんからの感謝は言葉だけではありません。地元の野菜が厚意で集まり、ご飯を食べに来たついでに洗い物をしていくお客さん、店の周りのごみを拾っていくお客さんまでいます。免許を返納したママのために、ボランティアのドライバーが3〜4人がかりで買い出しを無償で手伝っているのだとか。頼まれたわけじゃなくて、自分から助けるのだそうです。
光子ママの息子と孫が始めた"おかず食べ放題"!岐阜市『とり焼肉 高鳥』
そんな光子ママに、大きな変化がありました。平日は約15個のお弁当を用意していて、それをどこかへ届けているというのです。行き先はブルーナイトから車で約25分、同じ岐阜市の『とり焼肉 高鳥(たかどり)』。
このお店は、なんとブルーナイトママの息子さんとお孫さんで営むお店。夜はやきとり屋さんで、とり焼き肉がメインの「まんぷくセット(1,078円)」が看板メニュー。そして昼には、光子ママが作った「日替わりブルーナイト弁当」を出しています。
このランチがまた、ブルーナイト譲りでした。弁当にみそ汁とそうめんが付くうえ、店内に並ぶ約10種類のおかずが食べ放題。さらに食後のコーヒーやジュースまでついてきます。
食後のドリンクが追加料金もなく、なぜ無料なのか番組スタッフが聞くと、お孫さんでもある店員のたくやさんは「おばあちゃんがそうしてて、言われた通りにやったらこうなった」とのこと。お孫さんのさくらさんが目指すのも「おばあちゃんのお店みたいに、みんなが食べられて、みんなが笑顔になる」お店だそうです。光子ママ本人は「お客さんがおいしいって食べてくれりゃあいい」と、どこまでも変わらないのでした。
値上げしたのに飛騨牛をのせてしまう!四日市市『呑み処 鰻家』
最後は、2020年の放送で紹介した、心配になるほど安すぎた、四日市市にあるうなぎのお店『鰻家亭(まんやてい)』。
三重ブランドの木曽三川うなぎを本格炭火で焼いて、「上うな重(半身)」を1,209円で当時は提供していました。名古屋で食べれば約4,000円という「特上ひつまぶし(1尾)」も2,508円。その結果、店主の加藤大貴さんはある年の年収がなんと30万円を切ったといいます。「うなぎで薄利多売は無理」「上げればいいんですけど、上げたら負けなんすよ」――誰と戦っているのかも分からないまま、加藤さんは値段を上げませんでした。
あれから約6年。店は『呑み処 鰻家(まんや)』という名前で営業していました。6年たっても満席で、ウマいうなぎを調べて香港からやってきたインバウンド客の姿も。常連のお客さんは、「こんな安いとこ他ありませんよ。めっちゃいいお店やから」と話します。
そして肝心の「上うな重(半身)」の値段は――1,480円に。約6年前の1,209円から、ちゃんと値上げしていました。スタジオは「よかった、よかった!」と拍手をするも、「何で値上げして拍手するんだよ」という笑い声まで飛んでいました。
約6年で加藤さんの生活も変わり、奥さまと、2歳の娘のすみれちゃんの姿が。父親となった加藤さんが焼いたうなぎを初めて食べる娘の姿を見て、「あぁ続けたいなと思う」と話します。常連のお客さんも「100円、200円値上げして、このお店が残ってくれるのがうれしい」と、値上げをうながすのでした。
しかし、値上げしたにも関わらず、またやってしまいます。国産うなぎに飛騨牛をのせた「上うな重in飛騨牛」がなんと3,000円。とにかくサービスしたい加藤さんなのでした。
配信動画では、今回登場したお店のさらに詳しい情報やお得な情報を紹介しています。ここでは紹介することのできなかった、それぞれの店主のお客さんへの想いや、少しでも値上げを阻止しようとしてくれるお店の努力など、ぜひチェックしてみてくださいね!
やっぱり地元はオモシロイ!
『PS純金(ゴールド)』
【配信】
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【番組HP】https://www.ctv.co.jp/psgold/
【出演者】高田純次、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
【ゲスト】みなみかわ
※記事の内容は放送当時のものです。
