爪のケア、どうしたらいいの!専門家が「育爪」の3つのポイントを紹介!『くらしニュース』
皆さんは爪のケアに悩んだことはありませんか?ささくれができたり、水仕事でふやけたり、爪のスジやガタガタが年々気になってきたという人も。人気ネイルサロンを経営する専門家に「育爪」のコツを聞きました。 CBCテレビ「チャント!」3月30日放送から
すぐに割れる!ささくれ!悩みはいろいろ!
「すぐ折れてしまう」
「水仕事が多いのでふやけてしまう。割れたりすることもあります」
街で「あなたの爪のお悩みは?」と聞いてみると、爪がはがれてくる、すぐに割れてしまうなど、さまざまな声が。コロナ禍でネイルサロンを控えるようになり、自分のナチュラルな爪をきれいにしたいという願望も高まっているようです。そこで、爪の専門家、ネイリストの嶋田美津惠さんに「爪のケア」のポイントを教えてもらいました。
嶋田さんは現在、爪のケア専門のサロンを東京と大阪で2店舗経営。東京のサロンは、週末だと新規客は半年待ちの人気店です。2年前に発売した著書「女は爪で美人になる」は、Amazon売れ筋ランキングで1位を獲得するなど、まさに「爪のプロフェッショナル」です!
嶋田さんの爪を見せてもらうと、50代とは思えない美しさ!丸みがあり、ピンク色の部分が大きく、分厚さを感じます。きれいな爪になるためには、どんなケアをすればいいのでしょうか?
嶋田さんの答えは「爪を育てていく」こと。嶋田さんは、自分の爪を育てることを「育爪」と名付けて、広く呼び掛けています。今まで「育爪」で1万人以上のお客さんの爪を改善してきた嶋田さん。目指すべき爪は、「ピンクの部分が長く、立体的なカマボコ形」とのこと。理想的な爪にするためのポイントを、3つに分けて教えてもらいました。
爪のケア、3つのポイント!
ポイントの1つ目は「爪の整え方」。整えると言えば、爪切りが思い浮かびますが、嶋田さんからは「爪切りは爪への破壊行為です」と驚きのアドバイスが!爪は、背爪・中間爪・腹爪の3層構造でできています。爪切りを使うと、爪に衝撃が加わり、層をはがしてしまう恐れがあるとのこと。これが二枚爪などの原因になることもあるそうです。では、どうすればいいのでしょう?
使うのは「紙やすり」がいいとのこと。最近では100円ショップでも手に入ります。まずは、粗い目の紙やすりで長さを整えます。そして、四角ではなく角をゆるやかにカーブさせた形に整えます。最後に、目が細かいやすりで断面を整えれば完成。この形が育爪の理想の形。白い部分を2~5ミリ残すこともポイントです。
形を整えるだけでピンク色の部分が長くなったように感じ、とてもきれいな爪に見えます。爪切りを使うなら、お風呂上りなどの爪が柔らかい時がいいとのこと。
2つ目のポイントは「爪の保湿」。爪のケアといえば、ネイル用のオイルが有名。塗ることで爪や爪まわりの保湿、乾燥ケアに効果的と言われています。夜、寝る前にオイルを心がけている人も多いのではないでしょうか。実は、オイルの塗り方にもポイントがあります。
嶋田さんによると「爪の裏からオイルを塗る」と良いとのこと。オイルを爪の裏と指の間に落とすことで、爪のサイドまで行き渡らせることができ、ささくれなどを防いでくれます。ポイントは、爪先をマッサージした後にも。オイルに水を少し混ぜ、乳化させていくと、サラサラに!乳化させることで、爪や皮膚にオイルが浸透しやすくなり、保湿効果が長続きするそうです。
忙しくてなかなか難しいですが、「爪の保湿」は1日5回が理想とのこと。
ポイントその3は「爪をいたわる所作」。袖をまくる時、袋をあける時、エレベーターなどのボタンを押す時。皆さん、無意識に爪を道具として使っていませんか?袋ははさみで切る、ボタンは指で押すなど、ちょっとした所作でカバーすることで、爪をいたわり、守ることができます。
嶋田さんは「爪は何歳からでも、きれいになります!重要なのは諦めないでお手入れすることです」と呼び掛けます。
爪は育つもの。勝手に伸びるからと、ほったらかしにしがちですが、やってみると効果がすぐに出てきます!美爪を目指して、「育爪」にチャレンジしてみては?
『チャント!』は、CBCテレビで毎週月〜金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。