子どもはなぜ布団を蹴とばすの?神経質にならなくてもよい子どもの布団かけ直し『チャント!』
お子さんはちゃんと布団をかけて寝ていますか?気が付くと布団を蹴とばしていることがあり、風邪をひかないか心配する親御さんも多いのではないでしょうか。そこで子どもはなぜ布団を蹴とばすのか、子どもの布団のかけ直しについて小児科の先生に聞きました。
子どもは布団を蹴って体温調節している!
お子さんが布団を蹴とばしてしまい、何回かけ直してもまた蹴とばしての繰り返しでキリがありません。どうして子どもは寝相が悪く、布団を蹴とばしてしまうのでしょうか?
(小児科医)
「子どもは寝るとすぐ体温が上がる。暑くなれば布団を蹴ったり汗をかいたりして、自分で体温を調節して寝心地のいい状態を作っている」
大人が寒さを感じる気温でも子どもにとっては暑いこともあるので、掛け布団を蹴ってしまうそう。寝相が悪く見えますが、子どもはうまく体温調節をしているのだとか。しかし寒くなってきたこの時季に布団をかけ直さないと、風邪をひかないか心配になります。
(小児科医)
「体が冷えたからといってすぐ風邪をひくわけではない。寒かったら子どもはモゾモゾして布団の中へ入っていく」
子どもは自分で体温調節しているため、親が神経質になって夜中に何度も布団をかけ直す必要はないそうです。
布団をかけ直す前に汗をかいていないかチェック!
それでも心配で布団をかけ直したいという場合は、注意する点があると言います。
(小児科医)
「汗をかいていないか、肌着が濡れていないかというチェックはしてあげた方がいいと思います」
子どもが汗をかいていたら放熱中なので、布団はかけ直さなくていいそう。もしも肌着が濡れているほど汗をかいていたら、体を冷やさないよう着替えるのが良いと言います。また子どもが眠るときの肌着は、発熱性の高い肌着よりも綿の肌着が好ましいとのこと。綿素材は汗をよく吸収し通気性が高いので、熱を逃がしやすく眠るときの肌着にオススメだそうです。
子どもが布団を蹴とばすのは、体温調節をしている可能性があります。親が神経質になって夜中に何度もかけ直す必要はないので、お子さんを観察しながら対応してみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」12月1日放送より