蒸し暑い夜こそ“長袖・長ズボンのパジャマ”!?夏でも長袖をオススメする理由とは?『チャント!』
夏になり、蒸し暑く寝苦しい夜が続きます。この季節は、Tシャツなど薄着や肌の露出の多い服を着るという人も多いはず。しかし、蒸し暑い夏こそ「長袖・長ズボンのパジャマ」を着ることが、快眠のカギ!今回は、専門家に暑い夏を乗り切るための睡眠とパジャマ選びについて聞きました。
“蒸れない、締め付けない”パジャマで睡眠の質が上がる!
アドバイスしてくれるのは、睡眠健康指導士の大久保早絵さん。大久保さんによると、睡眠時の服装は、夏に限らず一年を通してパジャマがオススメとのこと。特に理想的なのが「長袖・長ズボンのパジャマ」だそうです!
パジャマがオススメの理由は2つ。1つ目は、睡眠の大敵「蒸れを軽減すること」。パジャマは、普通の服より吸湿性・放湿性があり、睡眠中の体温や湿度の変化に対応してくれます。
2つ目の理由は「締め付けがなくて楽なこと」。体が締め付けられるストレスがないと、入眠はスムーズになります。ぐっすり寝られるために計算して作られている服が、パジャマです!
夏こそ長袖パジャマを!長袖の利点とは?
夏に長袖のパジャマを着ることの利点も2つ。1つ目は「衛生的」。人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくとのだとか。汗をたくさんかく夏こそ、特に衛生面に気を付けたいところです。
また、半袖で寝た場合、汗の多くは寝具に吸収されます。寝具にしみ込んだ汗を放置すると、ダニ・カビの原因になり、アレルギーや肌荒れなどを引き起こすことも。長袖で寝た場合は、パジャマが汗を吸収します。寝具は洗濯しにくいので、洗いやすいパジャマに吸わせるのが一番衛生的です。
2つ目の利点は「冷え予防」。熱中症予防のために、扇風機やエアコンをつけて寝ている人も多いはず。睡眠には環境を一定に保つことが重要。快眠のためには、エアコンの設定温度を26~27℃でつけっぱなしにして、夏用掛け布団を使うことがベストです。
実は、体が冷えすぎてしまうと、温めようとエネルギーを使ってしまいます。睡眠中にもかかわらずエネルギーを使うと、体が十分に休まりません。
長袖パジャマなら、睡眠中に直風から体を守ってくれるので、快眠の助けになります。今まで薄着で寝ていた人は、半袖パジャマにするだけでも安眠効果が上がるそう!
質の良い睡眠には「コットン素材100%」のガーゼ生地がオススメ!
大久保さんによると、パジャマは「天然素材100%」が良いとのこと。パジャマの多くは、リネン、コットン、シルク等の天然素材でできていますが、化学繊維は吸湿性が良くないのでパジャマには不向き。
大久保さんのオススメは「コットン素材でガーゼ生地」!肌触りが柔らかく、吸水性や通気性が良いため、肌の弱い人でも使えるそうです。
大久保さんは「フィット感・肌触りなど、自分に合うものを実際に見て判断してください」とパジャマ選びのポイントをアドバイス。タグが体に触れる位置や、襟やボタンの有無などに良し悪しはないため、基本的に自分の好みに合うものを選ぶのが良いとのこと。寝ることが楽しみになるようなパジャマを着ると、それだけでも質の高い睡眠に繋がるそうです。
暑い夜が続きますが、お気に入りのパジャマを見つけて快適な夜を過ごしてみては?
CBCテレビ「チャント!」7月31日放送より