サウナ後の“雪上ダイブ”が「水風呂の3倍気持ちいい」!?奥飛騨温泉郷で見つけた森の中のバレルサウナ『チャント!』
岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷は、全国屈指の温泉地として知られ、山々の絶景が味わえる新穂高ロープウェイとともに、世界中から人々が訪れる人気の観光地です。地元の人だからこそ知る、とっておきの穴場を大捜索する「あなたの感動、とっておきツアー!」で奥飛騨温泉郷の隠れたスポットを松本道弥アナウンサー(以下、松本アナ)が探しました。
水風呂ならぬ雪風呂!「森のサウナ」は冬だけのお楽しみ
まずやって来たのは、平湯温泉宿泊案内所。受付の女性は、予想通り地元の方でした。地元の人のみぞ知る、とっておきスポットを尋ねると…。
(平湯温泉宿泊案内所・中本里美さん)
「バレルサウナ。森の中でサウナが楽しめる。冬だからこその楽しみ方もできる」
女性がオススメしてくれた「ひらゆの森」は平湯温泉街にあり、館内に露天風呂が16か所もある大きな温浴施設。大浴場や露店風呂があるものの、これまで奥飛騨温泉郷にはなかった森の中のサウナを造り、新たな楽しみを提供しています。
2023年3月にオープンしたばかりの森の中の樽型サウナは、2時間貸切り制で、人目を気にせず存分にととのうことができます。このサウナは、セルフでロウリュし放題なのも特徴です。
存分に汗を出すことおよそ10分、雪が積もる外に出ても体はポカポカのまま。クールダウンは、水風呂の代わりに…雪の上に豪快にダイブ!
(松本アナ)
「水風呂より、3倍気持ちいい」
この時期だけの貴重な体験。まさに雪国ならではの穴場でした。
高山名物!「朴葉味噌」を使った㊙パン!?
続いて、とっておきの穴場探しにやってきたのは新穂高ロープウェイです。日本で唯一の2階建てゴンドラで標高2156m、北アルプスの山々に囲まれた絶景を体感。日本全国のみならず世界中から観光客が訪れる人気スポットで聞き込みします。台湾から観光ツアーで来日したという双子のお姉さんたちに尋ねてみると、奥飛騨に着いてすぐロープウェイに乗ったそうで…。
(女性)
「-7℃だったけど、風が穏やかで気持ちよかった。雪だるまのフォトスポットがあったの。台湾では平地であまり雪は見られないから楽しい」
ロープウェイの従業員男性にも、とっておきを尋ねました。
(奥飛観光開発・瀬下敬介さん)
「朴葉味噌をぬったパン、朴葉味噌パン。このロープウェイで登った駅の中にあるパン屋さん」
しらかば平駅内にある「アルプスのパン屋さん」は、ロープウェイに乗らないとたどり着けないベーカリー。名物「朴葉味噌パン」は、パンと味噌がベストマッチ!ロープウェイに登った際に、ぜひ食べてみては?
地元に貢献したい!オシャレカフェのようなガソリンスタンド
地元スーパー「フレッシュフーズカシキ」で出会った店長に、奥飛騨のとっておきを尋ねました。
(店長・柏木康徳さん)
「ガソリンスタンドができて、建設業の専務が(建てた)すごいオシャレな建設業とは思えないような事務所。事務所がカフェみたいです」
2024年1月にできたばかりだという、オシャレカフェのようなガソリンスタンド「浦田建設GAMA GAS」へ行ってみると、スーパーの店長がこちらの専務に連絡を入れてくれていました。
(3代目専務・田丸潤一さん)
「昔のアメリカをイメージして。僕の勝手な趣味。過疎地域なので、インパクトのある建物とスタンドを造りたいなと」
建設業を生業とする会社が、自社で建設したというガソリンスタンド。それと同時期に新築した事務所にもこだわりが満載で、都会のオフィスのようなオシャレ感です。若者に敬遠されがちな建設業界のイメージを変え、若者にも飛び込んで来てもらいたいという専務の思いが詰まっています。ガソリンスタンドを造ったのにも理由があり…
(3代目専務・田丸潤一さん)
「地域ため。地域貢献になればと。(もともと)この地域にガソリンスタンドが1つあったが、そこが廃業して地域の方が困っている。地域に貢献できるようにガソリンスタンドを思いきって始めた」
地元を思う気持ちが、仕事の原動力!温泉のイメージが強かった奥飛騨ですが、意外にも温泉ではない穴場発見の旅となりました。
CBCテレビ「チャント!」2月9日放送より