【愛知】雨の日だって遊べる!“涼しくて快適”夏のインドアスポット
「せっかくの休日なのに、雨が降ったり暑すぎたりして、外で遊ぶのはちょっとツライ…」そんな“気まぐれ天気”に、振り回される季節がやってきます。そんなとき重宝したいのが、雨も暑さも忘れてしまう「インドアスポット」。今回は、愛知県内のインドアスポットを特集。天気に左右されず、愛知の“おもしろい”を思いっきり楽しみましょう!
モフモフに癒され、体験にドキドキ!
エキゾチックアニマルが暮らすカフェ
雨風を気にせず、快適に遊べる“インドアスポット”は、おでかけの強い味方。グルメや体験、癒しなど屋内とは思えない魅力が満載です。
名古屋市守山区にある『アニマルカフェ ExoHouse(エキゾハウス)』で体験できるのは、“モフモフ”に癒されながら、ちょっぴり珍しい生きものたちとふれあう“ドキドキ”。エキゾチックアニマルがのびのびと暮らすカフェで、日常では出合えない“とっておきのひととき”を過ごすことができます。
扉を開けると、そこはまるで小さな動物たちの秘密基地。見て、ふれて、心がほどける、エキゾチックアニマルたちが暮らすカフェの中身を取材しました。
コールダックからミーアキャットまで大集合!
ユニークな“名前”にも注目
今年4月にリニューアルオープン&2周年を迎えた『アニマルカフェ ExoHouse(エキゾハウス)』。1階はコールダックやミーアキャット、は虫類とふれあえる「FUREAI ZONE」、2階は猛禽類とカウンター席に座ってゆったり寛げる「FOREST ZONE」としてリニューアルしました。
約30種類のエキゾチックアニマルが暮らす同店。入店料は時間制で、フリータイムの場合は、大人2,860円、中高生1,980円、子ども一律880円(保護者同伴必須)で楽しむことができます。
入店してすぐに出迎えてくれたのは、コロンとしたフォルムが可愛いコールダックたち。ExoHouse店長・山田さんによると、コールダックを目当てに来店するお客さんも多いといいます。
看板アニマルは、コールダックの“おこめ”。右足のオレンジと白の輪っかが目印で、ExoHouse生まれ。お客さんがいる環境で育ってきたので、山田さん曰く、「自分を半分人間だと思っている」とのこと。ExoHouse の“ニンゲンスタッフ”として、お客さんのお出迎えとお見送りに勤しんでいるといいます。
取材時も、鳥類のリラックスポーズ「片足立ち」を披露。小まめに休憩をとっていました。
別名「砂漠のギャング」と呼ばれる、ミーアキャット。肉食よりの雑食でサソリなどを食べるといいます。名前に“キャット”が含まれていますが、ネコ科ではなくマングースの仲間。部屋には丸い穴が開けられていて、ミーアキャットとハイタッチをすることができます。
他、ファンシーラットやモルモット、ウサギなどモフモフ動物も在籍。動物たちの部屋の近くには、特徴や名前、ふれあい方を表記した手作りポップを設置。
動物によって、「自由に触れる動物」、「触りたい時はスタッフに声かけが必要な動物」なども記されており、ポップを見ながら、動物たちとふれ合っていきます。
つぶらな瞳とユニークな姿に思わず、シャッターを切ってしまったスキニーギニアピック。モルモットのなかでも無毛種と言われる種類で、名前は「ドビー」。ポップによると、“モルモットの世界でうまくやれない不器用モルモット、マグルに甘えるのが好き”と某世界的人気作品風のエピソードが。
ユニークな動物たちの愛らしい姿はもちろん、興味をそそられたのが、動物たちの“名前”。山田さんによると、動物ごとに名前にテーマを作っているといいます。
コールダックの名前は、“白い食べ物”で統一。おこめをはじめ、「わたあめ」、「にくまん」、「しゅうまい」など、なんだかおいしそうな名前が並びます。他、フクロモモンガは見た目が貝に似ていることから、「ほたて」、「しじみ」、「あさり」など貝類でまとめ、ミーアキャットは「ナラン(オレンジ)」、「アスル(青)」などスペイン語で色を表現する単語をモチーフとしています。
ポップに書かれた、スタッフ作の紹介コメントも秀逸。思わずクスッと笑ってしまう、センス溢れるコメントも必見です。
大きな鳥かごをイメージしたインコハウスは、中に入ることも可能。ハウス内ではボタンインコ、コザクラインコなどが暮らしています。ちなみにインコの名前テーマは、季節と日本の色。美しい羽色に思わず、見入ってしまいます。
歩いたり、飛んだり、鳴いたり、とても活発なインコたち。インコの足より少し上に指を差し出すと、そっと指に乗ってきてくれます。指に乗ったら、さわらずやさしく見守ることがふれあいのコツです。
人懐っこい性格のインコが多く、肩や腕、頭に乗ってきてくれます。肩に乗ってきたのは、オカメインコのあき君。取材中、カメラを構えるライターの頭には、コザクラインコのひすい君が着陸してました。
カウンター席で猛禽類を眺め放題!
“全肯定系女子”の正体とは…?
2階は、カウンター席で猛禽類をゆっくり眺められるカフェスペース。グリーンが生い茂る空間は、特別感が漂います。席にはコンセントも付いており、仕事帰りのサラリーマンがPCを広げて作業することも。
2階で暮らしている猛禽類は、アメリカチョウゲンボウ、ワシミミズク、ハリスホークの3羽。名前は竹千代や葵など歴史に由来しています。
取材中、かわいい鳴き声でひときわ存在感を放っていたのが、アメリカチョウゲンボウの竹千代ちゃん。隼の仲間で、オカメインコと変わらない大きさですが、ちゃんと猛禽類。優しく話しかけると常に頷いてくれることから、“全肯定系女子”と評されていました。
2階では、エボシカメレオンの部屋も。背景ではなく、感情や体調に応じて体色を変化させるそうですが、それでもなかなか姿を見つけることができませんでした。
山田さんに教えていただき、やっと発見!カメレオンはストレスに弱く、このカメレオンは赤ちゃんのため“ふれあい研修中”とのこと。大きな声や音を立てず、優しく見守ることがふれあいのコツです。
ふれあい体験で“ゼロ距離”接近!
肌で感じる動物たちの特徴
『アニマルカフェ ExoHouse』では、ふれあい体験も実施。コールダックやミーアキャットの抱っこ体験、カメレオンや猛禽類の手乗せ体験、おやつ体験などが楽しめます。
今回は、コールダックとミーアキャットを抱っこ。コールダックは膝の上に乗せて、そっと触れます。触り心地は、意外と“かため”。
続いては、ミーアキャットを抱っこ。山田さんによると、耳やアゴを触ってあげると落ち着くそう。リラックスした表情を見せながらも、時折、腕や服の中に潜ろうとしたり、顔立ちや仕草をゼロ距離で体感することができます。
ウサギやモルモット、コールダックのおやつは1回200円。おやつは、いつでもあげることができます。
コールダックのおやつは手のひらに乗せたり、床にまいて与えます。おやつを差し出した途端、一斉に集まってくるコールダックたち。
手のひらからおやつがなくなっても、しばらくつついていました。もうおやつが無いと分かると、一斉に立ち去っていく姿も愛らしい…。
猛禽類の手乗せ体験では、ハリスホークが登場。腕を伸ばして、手の上に乗せます。腕を伸ばしているせいか、数分で腕がプルプル。
その重みに体重は1キロ以上と思いきや、700グラムと意外に軽め。動物の重みをダイレクトに感じることができるのも、手乗せ体験の醍醐味です。
ちなみに、山田さん曰く、猛禽類は信頼関係が重要。1羽あたり1人のスタッフが、担当制でコミュニケーションをとったり、世話をしているといいます。山田さんはハリスホーク担当。山田さんが指でくちばしを撫でると、ハリスホークが嬉しそうに指に身を委ねるなど、人と動物の信頼関係を垣間見ることができました。
ミーアキャットの日光浴を外からチェック!
動物に寄り添った環境づくり
多種多様なエキゾチックアニマルが暮らす『アニマルカフェ ExoHouse』。アニマルカフェのほか、飼育相談や里親制度、ペットホテルなどさまざまな対応も行っています。
アニマルカフェでは珍しく、在籍している動物たちは“里親”として引き取った動物が多いといいます。山田さんによると、動物を里子に出す飼い主たちは、“アレルギーが出てしまった”、“転勤先の住居がペット禁止だった”など、やむをえない理由を抱えている人が多いそう。本来だったら、もっと人に“可愛がられるはずだった”動物たち。山田さんはそんな動物たちを引き取り、このカフェで、多くの人に可愛がってもらう機会を与えたいと話します。
そんな動物たちを想う心は、動物たちが暮らすカフェの環境づくりにも息づいていました。
“アニマルエンリッチメント”を大切にしているExoHouse。動物福祉の向上を目指し、動物たちが心身ともに健康でいられるよう、飼育環境を工夫しています。
動物たちがストレスを抱えないよう、できるだけ部屋は広く設計。猛禽類は2階全体を小屋として扱い、隣の動物と翼が当たらない距離を心がけているといいます。
また、ミーアキャットは巣穴を掘る習性に合わせて、小屋に巣穴用の階を準備中。その上の階で生活し、さらにその上の窓辺で日光浴ができる作りとなっています。
窓際では、のんびり日光浴を楽しむミーアキャットの姿が。その様子は外からでも見ることができます。
カフェをオープンする前は、介護福祉士として高齢者施設に勤務していた山田さん。社会人生活の癒しになっていたのが、当時飼っていたポールパイソンだったといいます。自分が体感した“動物がくれる癒し“をたくさんの人に与えたい。そんな想いがアニマルカフェオープンのキッカケでした。
そんな経緯から、ExoHouseには、ポールパイソンをはじめとするは虫類も多く暮らしています。山田さんは、「は虫類は世間的に、“気持ち悪い”、“怖い”というイメージが強い。でも、ポールパイソンは臆病なので、人が近づくと隠れちゃうようなヘビ。ふれあいを通して、は虫類の本当の姿を知ってほしいと思います」と、は虫類への想いを明かしました。
また、「垣根のない施設を作りたい」という想いから、車椅子を利用している人も入店できるよう、動線の幅を広く設計。インコハウスもバリアフリーになっており、誰でも楽しめるアニマルカフェとなっています。
動物に寄り添い、幅広い人々に配慮した『アニマルカフェ ExoHouse』。動物たちが“動物として暮らす”カフェで、非日常的なひとときを過ごしてみては。
モデル/瀬田 遥(セントラルジャパン)
撮影・取材・文/山田有真
■店舗情報■
アニマルカフェ ExoHouse
電話番号/052-728-2013
住所/愛知県名古屋市守山区笹ヶ根2丁目812
営業時間/平日11:00~20:00、土日祝10:00~20:00
定休日/水曜日
駐車場/あり
https://exo-animal.jp/
手ぶらでDIYに挑戦!
親子で遊べるキッズスペースも完備
愛知県江南市にある『DIY PARK』。創業112年の地元工務店が運営しており、端材を活用して作ったおもちゃで遊ぶことができます。
施設内では、初心者のためのDIYレッスンを実施。年間3,000円で作業スペースも使用することができ、“手ぶらで楽しめるDIY”を体験することができます。
また、親子で楽しめる「KIDS PARK」も完備。木で作られたキッチンでおままごとを楽しんだり、滑り台付きの遊具で遊ぶことができます。
ここで、『メ~テレ』西尾菜々美アナウンサーが、木工アイテムのDIY「WORK SHOP はじめてのいす」(参加費3,300円※要予約)に初挑戦!
使用する材料は、大小さまざまな4枚の板。スタッフさんサポートのもと、工具を手に黙々と作業を進めていきます。DIYの最終工程・表面磨きを終え、ステンシルで文字を入れたら完成です。
作業時間は約1時間20分。終始、真剣な表情で作業に取り組んでいた西尾アナは、「DIYにこんなに自分が沼るとは、ちょっと予想外でした。熱中しますね」とDIY体験を振り返りました。
他にも動画内では、1本30円の激安団子や、サングラスをかけている“ように見える”大仏「布袋の大仏」など、江南市ならではグルメや景色をピックアップ。街歩きの参考にチェックしてみては。
■番組情報■
メ~テレ「ドデスカ+」
マチ10 藤棚が見ごろの愛知県江南市 1本30円の激安団子に感動! 手ぶらで楽しむDIY
2025年5月2日放送
チョウザメや黒鯛、金魚も釣れる!
“エアコン完備”快適に楽しむ室内釣り堀
愛知県一宮市にある『つり堀 遊』。エアコン完備の室内釣り堀で、涼しく快適に釣りを楽しむことができます。
室内には3種類の池を設置。「大池」では、チョウザメやナマズ、黒鯛など6種類の魚を釣ることができます。金魚専用の池「金魚池」は子どもたちに大人気!低学年や幼稚園の小さな子ども達も、気軽に挑戦することができます。
体験は時間制。チケット購入後、受付で竿・エサ・タオルなどを受け取ります。仕掛けは、竿・糸・ウキ・ハリ・エサといたってシンプル。ウキ釣りでアタリを狙います。
『つり堀 遊』の宮越香太さん曰く、アタリを取るには“エサの付け方”が重要。エサを取ったあと、粒感が残るように少し丸めていくことがポイントだといいます。
その理由について、「エサが柔らかいので、バラケ効果があり、魚が寄る形になります」と話す宮越さん。エサを丸めたあと、針につけていきます。このとき、心配であれば、糸の結び目を軽く固めても良いのだそう。
他にも動画内では、エサを落とす場所や魚が掛かった時に気を付けること、竿を引くタイミングなど釣果を上げるコツをたっぷり紹介。チャレンジ前に予習して、大漁を目指してみては。
■番組情報■
テレビ愛知「FishingLover東海」
チョウザメも釣れる 快適に楽しむ室内釣り堀 ~愛知県 一宮~
2024年8月31日放送
50円で1日中遊べる体験型施設!
屋内でなりきり体験や走行体験を満喫
豊橋駅から徒歩10分の場所にある、室内体験型施設『こども未来館 ココニコ』。年齢別で遊べるエリアが分かれており、0歳~小学生まで遊ぶことができます。
同館のメインエリア「まち空間」には、子どもの好奇心や創造性をはぐくむ多彩な体験がいっぱい!憧れのお仕事の制服を着る“なりきり体験”、宇宙コーナーでは楽しく遊びながら学ぶことができます。
なかでも人気は、90種類以上の体験セット。何度でも借りることができ、工作セットのほか、気象セットや金属探知機、昆虫標本などユニークなアイテムも揃います。
また館内には、豊橋市を走っていた市電も展示。運転席では、実際の豊橋市の景色を見ながら、シミュレーターで走行体験をすることができます。
まち空間の入場料は、小学生未満は無料、小・中・高校生は150円、大人は300円。小学生用のジャングルタワーや屋外には木製遊具もあり、リーズナブルな値段で1日中遊ぶことができます。
他にも動画内では、3歳以下が楽しめる子育てプラザや託児室など、家族に嬉しいポイントもピックアップ。雨風や暑さを気にせず遊べる、インドアスポットリストにストックしてみては。
■番組情報■
CBCテレビ「チャント!」
【家計お助けWEEK】150円で一日遊べる体験型施設!【くらしニュース】
2023年1月20日放送