後日支払いに利用者「微妙、ちゃんとやりますが」ETCシステムトラブル 応急の復旧作業が完了

7日午後2時に、ネクスコ中日本がETCシステムの障害について、応急の復旧作業が完了したと発表しました。
6日、渋滞は高速道路の本線まで伸びていました。
それだけではありません。
「東名高速、豊川IC付近です。車の事故により1台が横転しています。横転した車は屋根がはがれています」(カメラマンリポート)
愛知県では渋滞を避けようとした事故が6件も発生しました。この渋滞や事故の引き金となったのがETCのシステムトラブルです。
「多大なるご迷惑をおかけしたことにつきまして心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」(ネクスコ中日本 中井俊雄 常務執行役員)
ネクスコ中日本によりますと、6日午前0時半ごろから管内の高速道路のインターチェンジの料金所などでシステム障害が発生し、1都7県の17路線、合わせて106カ所のインターチェンジなどでETCが利用できない状態となっていました。
「親と相談した、高速で料金払うかETCで行くのか…」(高速道路の利用者)
Q:ETCレーン開いててどう思った?
「ほっとしました」
「警戒した。通れる車と通れない車があるってニュースで見たので。通れなかったらまずいなと思って」(高速道路の利用者)
システム障害の原因とみられるのが…。
「原因としては、4月5日の土曜日に深夜割引の見直しに向けたETCシステムの改造作業を実施している。この作業が今回のシステム障害に関係しているものと考えております」(ネクスコ中日本 施設担当 藤村宏之部長)
支払い後日…に利用者の反応は

「先ほどETCのシステムが復旧しました。スマートICの出入り口では車が問題なく通行しています」(羽多野裕也記者)
ネクスコ中日本はすべての料金所で応急復旧作業が完了したと発表しました。
7日の作業では料金徴収のための無線通信の機能を復旧させるために、一部プログラムを新たに改変したということです。
これに伴い、通行ゲートの開閉などの機能も一部を除き復旧していて、ETCを使って通常通り通行することができるようになりました。
システム障害中の利用料金については、後でホームページから精算の手続きをしてほしいと呼びかけています。
後日支払いについて利用者の反応は。
「微妙、僕はちゃんとやりますが。めんどくさいでしょ、わざわざ申告して」(高速道路の利用者)
システムの本復旧は今回の応急復旧作業の様子を見て進めていくとしています。