小学校入学など、新たな環境に変わる4月。保護者の心配は“子どもの安全”です。
愛知県警に寄せられた、子どもに対する声かけやつきまといなどの相談件数は、過去2年とも2000件を超え、1年の中では4月から5月が特に多いということです。
子どもを守るために、どんな備えをすればいいのでしょうか。街で話を聞いてみると、防犯ブザーやGPSを持たせて対策をしているという人もいましたが、中にはこんな意見も…
小5・小3・8か月の母:
「これがベストという防犯は思いつかないですね。何をやっても起こってしまう時には起こってしまうと思う。逆に知りたいです」
そこで、おすすめのアイテムや身近なものでできる防犯対策を取材しました。
子どもを守るために…防犯グッズのススメ

名古屋市中区にある防犯グッズ専門店「ボディーガード名古屋店」。店内にズラリと商品が並ぶ中、新生活向けの防犯コーナーでは、防犯ブザーやライトなど4種類が展開されていました。
特に注目なのは、ジェット機のエンジン音と同レベルとされる、約120dBの大音量が特徴の防犯ブザー。不審者に遭遇した時には、音が鳴り続ける本体をその場に置いて逃げることができるため、ピンを抜くタイプがおすすめだといいます。
ボディーガード名古屋店の従業員:
「防犯ブザーはつけているだけで(犯罪)抑止になる。色が目立つものをつけるのをおすすめしている」

不審者が嫌がるものは音のほかに“光”もあります。
手のひらサイズでコンパクトな護身用の懐中電灯は、車のハイビームを急に当てられたぐらいの効果が。光を当てて逃げる隙をつくることができるだけでなく、日ごろから携帯しておけば災害などの緊急時にも役立つということです。

こうした防犯グッズもいざという時の強い味方ですが、身近なものを活用して身を守る方法もあります。それがスマートフォン。
iPhoneの「設定」から「緊急SOS」ができるように設定すると、サイドボタンを5回押すだけで音が鳴り、8秒後に110番通知されるんです。
さらに、音声でSiriに110番をお願いすると、警察へ通報してくれます。
防犯で大切な3つのポイント 最新の見守りサービスにも注目

防犯で大事なのは「逃げる」「助けを呼ぶ」「対峙しない」こと。元埼玉県警捜査一課の佐々木成三さんは、この3点がとても重要だと話します。
元埼玉県警 捜査一課 佐々木成三さん
「僕も刃物を持っている人間と対峙した時は絶対に戦わない。まずは逃げる。助けを呼ぶというのも、110番をするとか音を鳴らすだけじゃなくて、緊急SOS機能みたいな、助けを呼ぶすべを何個か持っていてほしいですね」
また、最近ではこうした備えのほかに、子どもの行動見守りサービスも注目されています。
その一つが「otta(オッタ)」。駅やコンビニなど全国8万か所に設置されている基地局(見守りスポット)を子どもが通過すると、位置情報を記録。万が一、行方不明になった場合、警察に位置情報履歴を開示することで捜索に役立つというものです。
有料プランであれば、子どもの位置情報の通知を受け取ることができます。
岐阜市では、4月から全小学校で希望者に無料配布されています。
新学期から2週間ほどたった今、改めて防犯対策について家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。


