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地下駐車場274台搬出できず… 地上でも浸水3000棟超 被災届出証明書の受付が始まる 三重・四日市市

09.17(水)19:10
地下駐車場に残された車を、搬出するめどが立っていない三重県四日市市。地下だけでなく、地上の住宅や店舗への浸水被害も深刻です。

大雨から5日がたった四日市市内。
記者:「浸水した地下駐車場です。昨日まで地下から排水用のホースが伸びていたのですが、今は見当たりません。ただ、入口の方を見てみると、 今も立ち入り禁止が続いています」

12日夜、四日市市を襲った大雨。観測史上最大となる1時間に123.5ミリの猛烈な雨は、駅前の地下駐車場に浸水しました。
中部地方整備局によりますと、17日午前10時、貯まった水の排水作業は完了。
ただ、電源が回復しておらず、安全が確保できないとして、まだ車の持ち主も立ち入りできず、今も274台の車が取り残されたままとなっています。

こうした中、市は、被災者を対象とした窓口を市内25か所に設置。朝から相談に来る人たちの姿が見られました。
記者:「被災届出証明書の受付が始まりました。今回、商店街や車の被害が多かったということで、専用の窓口が設けられています」

今回、市内では住宅の浸水被害も深刻で、少なくとも床上が約200棟、床下が約3100棟にのぼっています。
特に、商店街や車の被害専用の窓口では、被災届出証明書の申請など17日正午時点で、11件の相談がありました。
被災届を出した美容室の経営者はー。
浸水被害にあった美容室の経営者:
「店が被災して床が(水で)盛り上がり、仕事ができないしつまずく。少しでも支援してもらえればと思って来ました」