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「採取した指紋にかすれはないか」愛知県警警察官が鑑識技術の精度を競う 現金1万円が盗まれた想定

09.17(水)18:57
愛知県春日井市の警察学校で、9月17日、警察官が鑑識技術の精度を競い合う、競技会が行われました。競技会には、交番などに勤務する若手の警察官ら、約90人が参加しました。
競技は、春日井市内の焼き肉店の事務室で現金1万円が窃盗された事件を想定して行われました。競技会では、事件現場から採取した指紋などがかすれていないかなど、鑑識技術の精度が評価されます。記者も指紋の採取に挑戦してみると…
記者:
「何も見えないファイルに、黒い粉をかけると指紋が浮かび上がりました」
愛知県警によりますと、2025年、愛知県内では、店舗内での窃盗事件が8月末までに全国ワーストの393件起きています。事件の早期解決には、捜査員の鑑識技術の向上が必須となります。
愛知県警察本部 鑑識課鈴木篤司課長補佐:
「(現場に)必ずしも鑑識課員などの専務員が現場にいるとは限らない被疑者につながる資料が採取できるように(毎年)開催しています」