
新着
情報公開請求した人の情報を無断で他人に伝える 職員を口頭注意 愛知・大治町

09.11(木)23:31
愛知県大治町に対して情報公開請求した人物の情報を、町の職員が無断で他人に伝えていたことが分かりました。
大治町によりますと、今年7月、あま市の毛利尚義議員が、大治町議会議員と町の職員のやり取りについての文章を、情報公開請求をしました。
その後、毛利市議が他の市議から公開請求したことについて聞かれ、不審に思い、町に問い合わせたところ、
町の総務部長が、情報を漏洩させていたことが明らかになりました。
今回の事案を受けて、きのう、総務部長が毛利市議に直接謝罪しましたが、
毛利市議は「誰が請求をしたのか情報が漏れるかもしれないという不安があると、国民が公開請求の権利を行使することをためらってしまう。今回の件は大きな問題だ。」とコメントしています。
町は、「請求者の名前を相手に伝えたのは不適切だった」とする一方、
違法にはならないとして、総務部長への処分を行わず、口頭注意にとどめています。