
あなたの街は大丈夫? 大雨に備えてハザードマップの確認を 名古屋市には無料アプリも… 【東海豪雨から25年】

東海豪雨からきょうで25年。このタイミングで改めて備えを見直しましょう。
【写真を見る】あなたの街は大丈夫? 大雨に備えてハザードマップの確認を 名古屋市には無料アプリも… 【東海豪雨から25年】
(大石邦彦アンカーマン)
ハザードマップは皆さんがお住まいの市町村から出されています。ホームページでも確認することができるので、ぜひ家族みんなで話しましょう。
水害を引き起こす氾濫には2種類あります。川の水があふれて流れ込む「外水氾濫」と、大雨に対して排水しきれなくなった水が街にあふれる「内水氾濫」です。
東海豪雨では、外水氾濫と内水氾濫がともに起きました。これらのリスクを知るために、名古屋市は去年、無料の防災アプリをリニューアルしました。
まずは外水氾濫。名古屋市は市内に大きな川がいくつか流れてますが、やっぱり川沿いというのは赤くなっています。5mの浸水を超えるところもあるんですね。特に注目はメッシュが入っている地域。
ここは、あふれた水の勢いで家屋が倒壊する恐れがあるエリアです。そのため垂直避難、つまり2階に避難するなど在宅避難ではなく、とにかくこのエリアの外に避難することが大事です。
続いて、内水氾濫を見てみましょう。名古屋市内は川から離れた地域でも、ハザードマップに色がついてます。名古屋市内どこでも内水氾濫のおそれがあることがわかります。
名古屋を水害から守る“地下神殿”のような新施設
もちろんこの25年で対策も進みました。名古屋市は、雨水を地下深くに貯められる施設を増やしています。そして今年、名古屋駅周辺に降った雨水を排出する“地下神殿”のような施設も完成しました。市内全域で1時間63ミリの雨での浸水を解消し、100ミリの雨が降っても床上浸水しないよう、整備を進めているということです。
(若狭アナ)
甚大な被害は避けられるようになるのかもしれませんが、リスクがゼロになるわけではありません。ハザードマップなどで身の回りのリスクや、備えを再確認しておきましょう。