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「味をしめてやってしまった」 出前館で不正注文 無職の男 約2年半の間に1000回以上“タダ飯”か

10.02(木)16:33
フードデリバリーの「商品が届きません」などとうそを言い、“タダ飯”を繰り返していたとみられる男が逮捕されました。その数1000回以上。「味をしめてやってしまった」と話しているということです。

詐欺などの疑いで逮捕・送検されたのは、名古屋市瑞穂区の無職・東本拓也容疑者(38)です。
警察によりますと、東本容疑者は、今年7月、フードデリバリーサービス「出前館」に虚偽の会員登録をして、出前を注文し、うそのクレームをつけ購入代金1万6290円の支払いを免れた疑いがもたれています。
出前を注文し、商品を”置き配”で受け取ると、アプリのチャット機能を使って「商品が届きません」「誤配達されました」とクレームを送って、返金処理。
実際には食事を受け取ったのに、お金を返金させ、“タダ飯”をした疑いがあるというのです。
調べに対し、「味をしめて何度もやってしまいました」と話しているとのことです。
約2年半の間に1000回以上不正注文を行い、約374万円の支払いをしなかったとみられています。
今年6月、出前館から警察に相談があり、事件が発覚。どのようにして犯行を繰り返していたのか…。
東本容疑者は、何度もSIMカードを購入して電話番号の変更を繰り返し、新規アカウントを作成。うその名前や住所で登録し、“タダ飯”をしたあとはSIMを解約していました。
約2年半で124個のアカウントを作り替えていたとみられています。
警察は東本容疑者が、他のサービスでも同様の不正行為をしていたとみて、捜査を進めています。