取材中に信号無視する自転車も スマホの「ながら運転」は反則金1万2000円 自転車に「青切符」導入へ

自転車の交通違反者に導入される青切符とは
赤信号を無視して走っていく自転車。さらに…交差点の手前には一時停止の標識がありますが…
リポ:
「無視して走ってきました」
半年後、自転車の交通違反者は反則金を支払わなければなりません。2026年4月に施行される改正道路交通法では自転車の交通違反にも青切符の制度が導入されます。16歳以上が対象で、その違反行為は100種類以上にのぼります。違反行為をした場合、スマホなどの「ながら運転」で1万2000円、信号無視や右側通行などで6000円の反則金を納める必要があります。この制度について街の人は。
20代:
「知らなかった。信号無視とかはよく見る」
20代:
「なんとなく耳にはしていた。(スマホのながら運転をしている人について)反応が遅いが大丈夫かと思うようなことはある」
「青切符」の周知で警察が啓発活動
この制度について周知しようと、愛知県警中川警察署は街頭での啓発活動を行いました。
警察官:
「一時不停止してしまうと(反則金)5000円の青切符。車と同じ処理をされてしまう」
この日、路上で配っていたのは、青色の紙です。違反内容に対応した反則金の金額が書かれています。この紙を配布することで、自転車の青切符制度について広めたい考えです。すると、3台の自転車が歩道いっぱいに広がって走ってきました。
警察官:
「みんなの歩道だから。(2026年からは)青切符で、反則金を払わないといけない」
愛知県警によりますと、2024年1年間に起きた交通事故のうち、自転車乗用中の死傷者数は6118人にのぼります。警察は、自転車の青切符制度の導入で、事故を1つでも減らしたい考えです。
愛知県警中川警察署 高木宏交通課長:
「自転車のルールを再確認してもらうとともに、自分の自転車の利用方法について再度見直して、交通事故に遭わない、青切符を交付されない自転車の安全利用に努めてほしい」
※「たか」は はしごだか