検察官が”無罪の根拠”を隠ぺいしたとして経緯調査を名古屋地検に求める 詐欺罪から無罪確定の男性

09.05(金)19:25
詐欺罪に問われその後無罪が確定した名古屋市の男性が、検察官が証拠を隠ぺいしたとして名古屋地検に経緯の調査を求めました。
名古屋市の60代の男性は2019年、他の会社から現金3000万円をだまし取ったとして詐欺の罪に問われ名古屋地裁の一審で有罪となりましたが、2023年に差し戻し審で無罪が確定しました。
男性は検察官が、無罪の根拠となる証人2人が口裏を合わせたSNSのトーク履歴を隠ぺいしたとして、名古屋地検に経緯を調べるよう申し入れました。
男性は「証拠が無いなら裁けないわけですから、線引きを個人の判断でできるような検察官の集まりになってほしい」と述べました。
名古屋地検は「現時点でコメントできることは特にない」としています。