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“裏金”元議員「私は無罪」法廷で完全否認 岐阜・大野泰正元参議院議員 一連の事件で政治家本人の正式裁判が開かれたのは初

09.10(水)16:50
注目の裁判が始まりました。10日、裁判所に姿を見せたのは、5000万円の裏金が指摘された岐阜の大野泰正・元参議院議員です。一連の事件で政治家本人の正式裁判が開かれたのは今回が初めて。真相は明らかになるのでしょうか。

10日、午後1時ごろ。報道陣に囲まれても表情一つ変えず、裁判所へ向かう、大野泰正・元参議院議員。記者も必死に質問を投げかけますが、無言のまま法廷へ入って行きました。

自民党のパーティー券をめぐるいわゆる“裏金問題”。大野元議員は総額5000万円を超える収支報告書への不記載を指摘され、去年、在宅起訴されました。
起訴を受け、自民党は離党したものの、国会議員は辞めなかった大野元議員。

地元・岐阜県内のイベントにも姿を見せていましたが、今年7月の参院選について聞かれると、質問には答えず、けむに巻いてきました。最終的には、自身のホームページで立候補しないことを明らかに。

去年の会見以降、“裏金問題”については何も語らないまま。
10日、一連の裏金事件で政治家本人として初めて法廷に立った大野元議員は、「虚偽記載の共謀をしたことは一切ない。政治家としての道義的な責任はあるが、犯罪を犯したことはありません。私は無罪を主張します」と、去年1月の会見同様、自身の関与を否定し無罪を主張。
同じく元秘書も無罪を主張しました。
祖父の代から3代続く国会議員一族の大野元議員。5000万円を超える裏金の真相はこの裁判で、どこまで明らかになるのでしょうか。