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「息子が女性関係でお金が必要で」特殊詐欺を気付いた銀行の案内係が被害を未然に防ぎ感謝状

07.08(火)18:57
オレオレ詐欺の被害を未然に防いだとして、三菱UFJ銀行豊川支店に豊川警察署から感謝状が送られました。
豊川警察署 伊東宏政署長:
「ありがとうございました」
感謝状は支店を代表し高沢昌志支店長が受け取りました。
三菱UFJ銀行豊川支店 高沢昌志支店長:
「(詐欺に遭いそうな客がいたら)複数名で声をかけていく、こういった体制が必要かと思っております」
6月24日、三菱UFJ銀行豊川支店に1人の70代の女性が。スマートホンのスピーカー通話機能で誰かと話をしながら、ATMの操作を始めました。案内係が不審に思い、「失礼します。お客様、きょう、どなたとお電話かけていらっしゃいます」と声をかけると、70代女性は…「息子が女性関係でお金が必要で…」。70代女性と案内係が話をしていると、突然、電話は切られました。
女性を案内した職員:
「こちらがお声がけをしたときも、(女性が)慌ててるという第一印象があったので、ひょっとしたら(詐欺かも)という感じです」
70代の女性が「普段とは違う電話番号で息子から掛かってきた」と話したことから、案内係は特殊詐欺を疑い、周囲のスタッフに相談。警察に通報して、詐欺被害を未然に防ぎました。
愛知県警によりますと、県内のオレオレ詐欺を含む特殊詐欺の被害は2025年に入ってから5月末までに2024年の同じ時期より198件多い733件確認されています。被害総額はほぼ倍の約26億円です。
豊川警察署 伊東宏政署長:
「電話でお金の話が出たら、まず詐欺を疑って、近くにいる家族、または警察に相談をして、被害に合わないようにしていただきたいと思います」