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冷凍マンモスに希少動物たちの世界を学べるブースも 2205万人が来場した愛・地球博から20年

03.25(火)18:47
3月25日から愛知万博の20年を記念するイベントがスタートしました。点灯したのは光の切り絵で表現した「地球の樹」です。愛知万博20年のシンボルとして、製作、展示されました。
早速、会場で行われていたのは、国内最大級の花のイベント「フラワーピクニック」です。会場では、切り花や花にまつわる雑貨などが並べられたほか、花であしらったフォトスポットも設けられ、訪れた人たちが春の雰囲気を楽しみながら写真を撮っていました。
訪れた子ども:
「とてもきれいだった」
「20年の実感が湧いた」
愛知万博から20年「冷凍マンモス」に最大8時間待ちの「日立のパビリオン」

20年前の2005年3月25日、21世紀に入って初めてとなる万博「愛知万博」が開幕しました。万博の目玉となったのはシベリアの永久凍土から発掘された「冷凍マンモス」です。小泉純一郎総理(当時)も会場を訪れ、貴重なマンモスの標本をじっくりと眺めていました。
愛知万博には国外から121の国と4つの国際機関が参加。「自然の叡智」をテーマにして、185日間にわたって開催されました。会場で特に人気だったのが、日立のパビリオンです。来場者は、当時の最新の映像技術で希少動物たちの世界を学ぶことができました。その待ち時間は、なんと最大8時間にもなりました。来場者数は、目標の1500万人を大きく上回る2205万人に達し、愛知万博は大成功を収めました。
愛知万博から20年を記念するイベントのオープニングセレモニーで、愛知県の大村秀章知事は次のように振り返りました。
大村秀章知事:
「会期中は世界各国から多様な人々が集まり、文化や技術の交流が盛んにおこなわれ、未来への希望が語り合われました」