2027年末までに従来の蛍光灯の製造や輸出入が禁止されます。街の便利屋さんにもLED照明への交換依頼が増えていますが、火災などの事故につながる恐れがあり、注意が必要です。 蛍光灯を巡って直面する「2027年問題」。蛍光灯には微量の水銀が含まれているため、2026年から27年にかけて、国内での製造や輸出入が段階的に禁止となります。 そのため、蛍光灯からLED照明に交換する必要がありますが、劣化した照明器具をそのまま使ったり、照明器具に合っていないLEDランプを取り付けたりすると、火事になる恐れがあります。
この問題を受けて、愛知県を中心に展開する街の便利屋さん「ベンリー」では、LED照明への交換依頼が増えているということです。 この日、向かったのは名古屋市昭和区にある学生アパート。学生が入居していない部屋から順次切り替えを進めていて、この部屋で使われている蛍光灯は3カ所ありました。
ベンリーの大川さん: 「製造が2007年、19年前。電化製品は10年ぐらいで壊れてくる状況がありますので、基本的には10年が(交換の)1つの目安となります」 LEDに替える方法には、「蛍光灯を取り付ける器具ごとLEDにする方法」と「ランプだけをLEDに交換する方法」の2種類があります。 しかし、使用年数が10年を超えている場合は、器具そのものが劣化している恐れがあるため、器具ごと交換するのが推奨されるそうです。 天井に「引掛けシーリング」がついている場合は、照明器具ごと自分で交換することもできます。
引掛けシーリングではない、この照明器具は…。 ベンリーの大川さん: 「電気工事の免許が必要になりますので、業者に頼まないとダメなやつですね」
照明器具も2010年製と古いため、丸ごと交換となりました。 アパートのオーナー: 「よかったです。助かりました」 続いて向かったのは、名古屋市緑区にある接骨院です。 伝治山みずの接骨院の水野隆文代表: 「電球だけ替えればLEDになるのかなと思っていたんですけど、お話を聞いたら工事が必要ということだったので」 1階と2階の受付や治療室など、蛍光灯の数は実に30か所に及びます。
ベンリーの大川さん: 「2010年製なので16年前ですね」 この日は、5箇所を器具ごと交換しました。選ぶ器具の価格にもよりますが、ベンリーに同様の作業を依頼した場合、工賃も含めて計9万円ほどで交換可能だそうです。 ベンリーの大川さん: 「2027年問題で品薄になって、すぐに交換できないお客さまが増える状況が予想されますので、早めにお取り替えしていただくのが一番いいかなと思います」


