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名古屋市の観光プロモーション事業を巡る汚職事件 贈賄の罪に問われる広告会社役員の女に有罪判決 名古屋地裁

09.17(水)17:48
名古屋市の観光プロモーション事業を巡る贈収賄事件で、贈賄の罪に問われている広告会社役員の女に、名古屋地裁は有罪判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、広告会社「ニック」の役員・桑原清美被告(54)は、2023年3月から2024年12月にかけて、名古屋市の観光プロモーション事業の発注で、便宜を受ける見返りに、市の元担当課長大塚勝樹被告(62)に現金約28万円を渡したほか、預けていた約14万円の返還を免除した贈賄の罪に問われています。
これまでの裁判で桑原被告は、起訴内容を認めていました。
17日、名古屋地裁の森島聡裁判官は「賄賂の金額は少額とは言えず、名古屋市の観光客誘致業務の公正さを大きく損ねた」などとして、懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡しました。
一方、収賄の罪に問われた大塚被告にも、有罪判決が言い渡されています。