藤井聡太七冠　名人防衛で３連覇の偉業達成　14時間以上に及ぶ“激戦”制す

　茨城県で行われた将棋の名人戦は千日手による指し直しの末、藤井聡太七冠が勝利し、名人戦3連覇という偉業を達成しました。

　今期の「名人戦」七番勝負は藤井七冠に永瀬拓矢九段が挑戦しました。

　永瀬九段がシリーズ初勝利をあげた第4局に続き、第5局も千日手による指し直しという異例の展開となりましたが、開始から14時間以上経った30日午後11時すぎ、永瀬九段が投了し、藤井七冠が勝利。

　4勝1敗で防衛、3連覇を果たしました。

　日付が変わった31日午前1時すぎから開かれた記者会見では、すでに次を見据え、さらなる”進化”への決意を語りました。

　「7月からの王位戦でも（永瀬九段と）対戦するので、得たものはしっかりと実力に変えていかないといけないなと思っている」（藤井聡太七冠）

　名人戦第6局が行われる予定だった愛知県蒲郡市では6月に藤井七冠の祝勝会が開かれる予定です。