粉飾決算で不正に融資受けたか…逮捕された携帯販売会社の元幹部3人 元社長除く2人は任意捜査時に容疑認める

　粉飾決算によって不正に融資を受けたとして逮捕された携帯販売会社「アミックテレコム」の元幹部3人のうち、元社長以外の2人が、任意捜査の段階で容疑を認めていたことがわかりました。 「アミックテレコム」の幹部だった男3人は2023年1月までに、黒字と偽った決算報告書を銀行に提出するなどし、融資金1億9000万円をだまし取った疑いで1月31日朝、送検されました。 　3人のうち、元専務の戸田直樹容疑者(50)と財務本部長だった荒井淳一容疑者(49)は、逮捕前の任意の聞き取りに対し、容疑を認める説明をしていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。 　元社長の青木隆幸容疑者(68)は、破産申立書の中で粉飾決算について「私が直接関与していない」と述べていましたが、銀行との交渉は主に青木容疑者が担っていて、警察が容疑の裏付けを進めています。