
新着
”美人局”を指示したとして恐喝の罪に問われている男 執行猶予付きの判決 中区のホテルの一室で男性の遺体が見つかった事件 名古屋地裁

09.26(金)17:24
起訴状などによりますと、波多野佑哉被告は現金を脅し取ろうと“美人局”を計画し、今年6月名古屋市中区栄のホテルで、仲間の加藤伶音被告ら2人に指示をして、「俺の妹に何してんだ」などと男性(当時32)に因縁をつけさせ、現金約4万円などを奪わせた恐喝の罪に問われています。
これまでの裁判で波多野被告は起訴内容を認めていて、検察側は拘禁刑3年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。
26日の判決公判で、名古屋地裁の藤根桃世裁判官は、「役割分担をして計画的かつ狡猾な犯行で、恐喝事件の中でも悪質」「実行行為に関与していないとはいえ、相応の分け前をもらっていて、果たした役割は軽視できない。」などとして、波多野被告に拘禁刑3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。
一方、「実行役」の加藤伶音被告は抵抗した男性の首をしめて窒息死させ、現金などを奪った強盗致死の罪で起訴されています。