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「生活保護の支給額が引き下げられたのは違法」 三重の受給者が引き下げの取り消しを求めていた裁判 名古屋高裁が一審に続き、受給者側の主張を認める

09.26(金)19:03
この裁判は、生活保護の支給額が2013年から3年間で段階的に引き下げられたのは違法だとして2014年に三重県の津市、四日市市、桑名市、松阪市に住む27人の生活保護受給者が、引き下げ処分の取り消しを求めているものです。
去年一審の津地裁では、生活保護受給者側の主張が認められ、引き下げ処分取り消しの判決が言い渡されましたが、4つの市が名古屋高裁に控訴していました。
26日開かれた控訴審の判決公判で、朝日貴浩裁判長は市側の訴えを退け、一審に続き生活保護受給者側の主張を認めました。
全国各地で同様の裁判が続いていますが、今年6月には、最高裁が引き下げは「違法」だとする判断を示しています。