市民をボランティアに無断登録した上園晋介市議の「議員辞職勧告決議案」を反対多数で否決　名古屋市議会

名古屋市議会の上園晋介議員が、アジア大会のボランティアに無断で市民を登録していた問題で、市議会は上園議員の議員辞職勧告決議案を否決しました。

名古屋市議会の前の副議長で名古屋民主市議団の上園晋介議員は、アジア・アジアパラ競技大会のボランティア募集に、過去に名刺交換をした26人の個人情報を本人に無断で登録していました。この問題を受け「減税日本ナゴヤ」は、「議会に対する市民の信頼を著しく損なった」などとして、6月17日に開会した市議会の6月定例会に議員辞職を勧告する決議案を提出しました。

議長と上園議員本人を除く66人の議員で採決が行われた結果、自民など主要会派の反対多数で辞職勧告決議案は否決されました。自身の進退について上園議員は…

上園晋介議員：
「まずは無断登録をしてしまった人への謝罪を最優先に行いながら、さまざまな関係機関に対して説明謝罪を行った後に（辞職するか）検討したい」

上園議員が辞職して空席となっていた副議長には、公明党の沢田晃一議員が選出されました。