
30代後半の女性は体力が低下ぎみ… 清掃アドバイザーが教える「美そうじ」エクササイズ

30代後半の女性が、他の年代と比べて体力が落ちていることが分かりました。
いったい何がおきているのでしょう?

スポーツ庁が先日、2024年度の「体力・運動能力調査」の結果を発表しました。
6歳から79歳を対象にした調査で、約5万9000人を調べました。
ほとんどの世代で体力が向上、または現状維持ということがわかったのですが、30代後半の女性は、体力が低下傾向と示されました。
30代後半女性「仕事や育児に時間を取られる」

調査結果をまとめた専門家によると、30代後半の女性は仕事や育児に時間をとられて運動の実施率が低く、それが体力の低下傾向につながったと分析しています。
体力を向上させるには「適度な運動をする」ことですが…。
教えてくれるのは、清田真未さん。
「掃除とエクササイズを同時に行う」というのです。
掃除をしながらエクササイズ

清田さんは、掃除や整理収納に関する講師なども務める「清掃アドバイザー」。
掃除の特徴を生かしたエクササイズを行うことでダイエットをする「美(び)そうじ」というものを考案し、本まで出版している人なんです。
まず使うのは、フローリングワイパー。
右手でフローリングワイパーを持ったら、脚を開いて右脚を一歩前に踏み出します。
フローリングワイパーを押し出す時に太ももに体重が乗るようにひざを曲げます。
引く時は逆に左脚に体重を乗せます。
全身の筋肉のうち、6割から7割は下半身が占めているため、下半身に負荷をかけることは運動不足解消に効果的とされています。
さらにフローリングワイパーを引く時、肩甲骨も意識して動かすと背中のエクササイズにもなるそうです。
利き手・利き脚だけでなく、左右バランスよく行ってください。
窓拭きでもエクササイズ

続いては、窓ふきをしながらのエクササイズ。
「拭き方は『コ』の字型に拭くのが基本。(右手で)左から右に拭いたら、左手に変えて右から左に拭きます」(清田さん)
窓を拭くときは肘をピンと伸ばし、腕の内側から外側に向かって拭く。これを左右の手で交互におこないます。
この窓ふき、どんなエクササイズなのかというと…。
「みなさんが気になる“ぷるんぷるん”の二の腕に効きます」(清田さん)
さらに、窓の下の方を拭くときは…。
「窓の下の方に差しかかると、お尻をすごく刺激する」(清田さん)
脚を肩幅より広めに開き、しゃがんでいくのですが、その時にひざはつま先より前に出さないイメージで。
大切なのはしゃがみきらないこと。これはお尻の筋肉に効果的なんだそうです。
「女性ばかりでなく、男性にもとても効果があります。家族そろってみなさん一緒にやってもいいのではないかと思います」(清田さん)