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秋の味覚「柿」 甘みとうまみが凝縮した「次郎柿」 収穫のコツを農家から伝授 愛知県豊橋市

10.27(月)14:57
秋の味覚、柿の収穫が最盛期を迎えています。愛知県豊橋市にある「原田農園」で、2025年の出来栄えなどについて話を聞きました。

――ことし(2025年)の次郎柿の出来栄えはいかがですか。
原田農園 原田愛子さん:
「少し小ぶりですが、たくさんの実をつけています。夏はほとんど雨が降らなかったので、その影響で大きく成長しませんでした。色付きも遅れています」
――カメムシの被害も少なかったそうですね。
「去年は全滅でしたが、ことしは数えるほどしか被害はなく、栽培者としては助かっています。10年ほど前にカメムシ予防の1つとして、木の周囲を明るくしたことも効果につながったと思います」
――次郎柿の特徴は?
原田農園 原田さん:
「次郎柿は実が固めで、シャキッとした食感が売りの商品です」

豊橋市は日本一の次郎柿の産地ですが、かつては経営が苦しい時代もあったそうです。
原田農園 原田さん:
「なかなか収益性が上がらず、経費がかかっていました。農機具などは何百万円もして、その割に、収入につながらない。そこで今以上に収益が上がるようにしたいと始めたのが『柿の木オーナー制度』です」
――どのような制度ですか。
「柿の木、1本を1年契約で買い取ってもらい、実を収穫できる制度です。柿の木1本、1万6000円で、200個以上も実をつける木もあります。柿1 個あたり80円以下で食べられると思います」

原田農園では、この次郎柿をセミドライにした商品も販売しています。農林水産大臣賞を受賞している商品なので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
(2025年10月24日放送「5時スタ」より)





