義務付けられた県への通報せず…精神科病院で男性看護師が女性患者に暴行 言うことを聞かず立腹し押し倒す

　岐阜県海津市の精神科病院で2024年、男性看護師が女性患者に暴行を加え、病院が法律で義務付けられた県への通報をしていなかったことがわかりました。 　海津市の養南病院によりますと、2024年10月、男性看護師が入院する女性患者が言うことを聞かないことに腹を立て、押し倒すなどの暴行を加えていました。 　病院は患者からの訴えで暴行を把握し、男性看護師は直後に自主退職したということです。 　2024年4月の法律の改正で、精神科病院での虐待を発見した場合、都道府県への通報が義務付けられましたが、病院は通報せず、2024年11月に匿名の通報を受けた岐阜県から立ち入り検査を受けたということです。 　病院は取材に「結果的に隠蔽と言われても仕方なく、再発防止と信頼回復に努めたい」としています。