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日本の警察史上“最大規模” 捜査員約80人カンボジアへ “特殊詐欺”29人移送計画 愛知県警

08.19(火)17:09
愛知県警の捜査員ら約80人が特殊詐欺に加担したとみられる日本人29人の移送のため、カンボジアへ出発しました。特殊詐欺事件で、これほどの数の捜査員を海外へ送り込むのは日本の警察として過去最大規模だということです。
19日午前8時半ごろ、中部国際空港。
記者:「捜査員約80人が長い列をなしてセントレアに入ってきました」
愛知県警などの捜査員約80人が、特殊詐欺に加担したとみられる日本人の移送のため、中部国際空港から出発しました。
向かったのはカンボジア。
記者:「こちらの建物に拠点があったとみられ、現地当局が踏み込んだ際、日本人約30人を拘束したということです」
事件をめぐっては今年5月、日本人29人がカンボジア当局に拘束されていて、愛知県警などは今年6月、現地に捜査員約10人を派遣し、移送の準備を進めていました。
拘束された日本人29人は、10代から50代の男女で、警察官をかたる特殊詐欺に“かけ子”として加担していたとみられています。
愛知県警によりますと、海外が拠点の特殊詐欺事件では過去最大級の摘発だということで29人を近く日本へ移送し、詐欺容疑で逮捕する方針です。