大阪・関西万博での工事代金未払いが指摘されている会社との契約見直しは考えず　アジア大会の運営など委託

愛知県がアジア・アジアパラ競技大会の会場設営などを委託した会社が、大阪・関西万博で下請け業者に工事料金を支払っていないと指摘されている問題で、愛知県の大村知事は契約の見直しは行わない考えを示しました。

イベント会社「GL events Japan」は大阪・関西万博のパビリオン建設をめぐり、下請け業者から工事代金の未払いが指摘されています。一方、アジア・アジアパラ競技大会を巡っては、会場の設営や運営などについて愛知県はGL events Japanと630億円の委託契約を結んでいます。

大村知事は8月19日の会見で、GL events Japanの親会社から7月15日にメールで「報道は事実ではない」といった旨の連絡があったと明らかにしました。そのうえで契約の見直しはせず、業務が適切に遂行されるよう対応を求めていく考えを示しました。

大村秀章知事：
「（下請け業者が）業務をしっかり受けられるように 対応をしていってもらいたいと要請している。GLイベンツ社とは 協議・調整を行っていきたい」