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名大の教員が不正アクセス被害 「大きな音と『警告』にパニック…」学生ら1600人分の個人情報漏洩か

06.18(水)12:49
名古屋大学の教員が不正アクセスの手口にひっかかり、学生らおよそ1600人分の個人情報が漏えいした可能性があります。

名古屋大学によりますと4月13日の日曜日、教員が業務で使っているパソコンでWEBサイトを閲覧中、画面上に「ウイルスを検出した」とする「警告」が出ました。教員は画面に表示された「サポート窓口」の指示に従ってパソコンを操作しました。その結果、遠隔操作による不正アクセスを受けました。
漏えいした可能性があるのは、学部生と大学院生、附属学校の生徒の個人情報で、1626人分の名前のほか学部生の大半の成績(437人分)や大学院生のメールアドレス(83件)などです。
今のところ、情報が不正に流用された事実は確認されていないということです。
名古屋大学では年に1回、教職員や学生を対象に不正アクセスを受けないための研修が義務付けられていて、この教員も研修を受けていましたが、大学の聞き取りに「大きな音と同時に『警告』が出てきてパニックになり慌ててしまった」と話しているほか、どういったサイトを閲覧していたかについては「記憶がない」ということです。
名古屋大学は「今後は、個人情報保護及び情報セキュリティに関する教育研修の充実を図り、再発防止に努めてまいります」としています。