経済愛好家でコラムニストの肉乃小路ニクヨさんが、名古屋証券取引所とテレビ愛知が共同で運営するYouTubeチャンネル「あしたのマネー」に出演し、独自のマネー哲学や今注目している投資分野について語りました。
「ニューレディー」という肩書きの理由

ニクヨさんは自身のことを「ニューレディー」と呼んでいます。一般的には「ドラァグクイーン」と呼ばれますが、ニクヨさんは「自分はとても謙虚(けんきょ)でつつましい性格なので、『クイーン(女王)』と名乗るのは少し違和感がある」と話します。そこで、かつてイギリスで「鉄の女」と呼ばれたサッチャー首相(アイアン・レディー)のように、いろいろなことができて楽しそうな「レディー」という言葉を選びました。そこに「新しいタイプ」という意味を込めて「ニュー」を付け、「ニューレディー」と名乗るようになったそうです。
今、注目すべき日本の投資分野は?

世界情勢が不安定な中で、ニクヨさんが注目しているのは「防衛産業」や「安全保障(あんぜんほしょう)」に関わる会社です。
特に「造船(ぞうせん)」業界を挙げています。海に囲まれた日本の安全を守るため、そして海の物流を盛んにするために、船を作る力はこれからも大切になると考えているからです。
また、AI(人工知能)や半導体についても注目しています。特に日本が得意とする、AIと機械を組み合わせて動かす「フィジカルAI」という分野に期待を寄せています。「新しい技術でなくなる仕事もあるかもしれないけれど、人間には機械にできない仕事が必ずある。自分を更新(アップデート)し続けることが大事」と話しました。
お金に対する美学「お金は天下の回りもの」

ニクヨさんは、お金について「天下の回りもの」という考え方を大切にしています。
「日本が長く不景気だったのは、みんながお金を貯め込むことに一生懸命になりすぎて、お金が回らなくなっていたから」と分析します。お金は使って回さないと、経済は良くなりません。
お金を使うときに「これは自分への投資だ」と考えることで、ためらわずにお金を使えるようになり、より有効に活用できるといいます。「いつか自分の役に立つことや、人との付き合いのためにお金を使う。そうやって投資だと思って使うと、元を取ろうという気持ちが働いて、より意味のある使い方ができる」と語りました。
将来の目標は「自分を更新し続けること」

50歳になったニクヨさんは、将来について「何かになりたいという欲はなく、今の自分が楽しい」と話します。
「いろいろなことを知りたいし、見聞きしたい。そのためにはお金が必要。自分が経験して得た知識を、本などを通じて残してあげられたらいいなと思っている」と、これからも自分を磨き続け、社会に還元していきたいという目標を語りました。


