鳥の死骸を投げ入れる、扉バンバン…防カメに“ご近所トラブル”一部始終 女(61)の逮捕の瞬間 愛知

愛知県東郷町で4日、近隣の住宅の敷地に鳥の死骸を捨てたとして61歳の女が逮捕・送検されました。防犯カメラが犯行の一部始終をとらえていました。
5日の早朝、午前4時前。愛知県東郷町の1軒の住宅の前に複数の警察官が集まっています。
まもなく、この住宅に住む1人の女が逮捕されました。
女が逮捕された背景には、いわゆる“ご近所トラブル”が――
時間を戻して4日の午後3時すぎ。帰宅して、車から降りた女。
一度画面から姿を消した後、右手に何かを持って、隣の家に近づいていきます。
次の瞬間、庭に向かって何かを投げ捨てました。庭に投げ捨てられていたのは、鳥の死骸でした。
「ベランダで洗濯物を取り込んでいる時に、庭に何かが落ちているのを発見して、見に行ったら白骨化した鳥の羽付きの死骸だった。風もあったので飛んできたのかと思ったが、それにしてはあまりにも不自然で、防犯カメラで確認したら、女が投げていたのが確認できた。怖いような気味が悪いような思いです」(近所の住民)
「迷惑行為は毎日のようにあった」

警察によりますと、鳥の死骸1羽を4日住宅の敷地内に捨てたとして、廃棄物処理法違反の疑いで逮捕・送検されたのは東郷町の61歳の無職の女です。
鳥の死骸は一部が白骨化していました。
被害を受けた住民によると、他にも、石やごみを投げ込まれるなどの迷惑行為が――
「投げ込まれたのは防犯カメラで確認できるのは2~3回だが、迷惑行為は毎日のようにあったので、夜中に重低音を流しているとか、石を投げられて、車に傷がついたこともあったし、近所にごみを投げているような映像も防犯カメラに撮れていることもありました」(近所の住民)
女が去年夏ごろに引っ越してきてから様々なトラブルが発生

新年早々、1月1日の午前1時半ごろには、深夜にもかかわらず、激しくドアを閉める音が――
近所の住民によると、女は去年の夏頃に引っ越してきて、それから様々なトラブルが発生したということです。
「お盆明けぐらいからですね。子どもが車で帰ってきたときに、ドアを閉める音がうるさくて、それに対してうるさいとか、暴言を言われたのがきっかけ。家の中から『うるさい』とか『死ね』とか暴言が定期的に続いていた感じです」(近所の住民)
「ストーカー、ストーカー」(61歳の女とみられる声)
去年10月に撮影された映像には、隣の家の敷地に入り、防犯カメラに向かって「ストーカー」と言葉を発し、家に戻っていく様子が映っていました。
近所の住民からトラブルの相談が50件以上

迷惑行為をする女と鉢合わせたことも――
「裏の小窓があるが、家の柵を乗り越えて手を伸ばしていたところを、家の中からのぞいたら見えた。『何しているんですか』と声をかけたら、『そっちがうるさいんだよ』という感じで、夜中1時ぐらいだったけど大声で騒いでいた」(近所の住民)
女と住民との話し合いが持たれたこともあったといいますが、迷惑行為はおさまらず――
「お前何やっているんだとか、いい加減にしろとか言ってくる。全部が悪いように言うでしょ。どっちがおかしいと思う。バンバンバンバンってやってさ」(61歳の女とみられる声)
「死ね」(61歳の女とみられる声)
警察によりますと、これまでに近所の住民からトラブルの相談が50件以上寄せられているということです。
女は鳥の死骸を捨てたことに対し、容疑を認めていて、警察は事件の背景など詳しい経緯を調べています。