会社社長男性が包丁で刺され死亡 50歳の女を殺人容疑で逮捕「殺意はなかった」と容疑否認 名古屋・東区

05.28(水)18:52
5月27日夜、名古屋市東区の路上で会社社長の男性が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡しました。警察は、男性の知人とみられる女を殺人の疑いで逮捕しました。

5月27日午後10時半ごろ、名古屋市東区徳川の路上で「背中から血を流して倒れている男性がいる」などと付近を通りかかった人から110番通報がありました。警察が駆け付けたところ、現場近くのマンションに住む、志邑宣彦さん(59)が背中から血を流してうつぶせの状態で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
死亡した志邑さんは、春日井市に本社を置く電気機械器具の製造・販売を行う会社の社長で、自宅マンションで妻と息子の3人で暮らしていたとみられています。志邑さんが住むマンションの住人は・・・
マンションの住人:
「エントランスの前が鮮血、物々しい雰囲気で外には出られない状況でした。マンションの住人はある程度落ち着いている人が多い印象で、なかなか事件とかが起きる場所じゃないのでびっくりしています」

警察は殺人事件として捜査を進め、5月28日、春日井市の無職、伊藤綾野容疑者(50)を殺人の疑いで逮捕しました。伊藤容疑者は志村さんの知人とみられ、警察の調べに対し「殺意はなかった」と話し、容疑を否認しているということです。
警察は、伊藤容疑者が志邑さんを背後から襲い、包丁で背中を複数回突き刺したとみて捜査を進めていて、2人の関係性などを慎重に調べています。