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購入価格より高く備蓄米転売か 小売業の経営者ら書類送検 岐阜県警

09.18(木)19:43
国が放出した備蓄米を、購入価格より高く転売したとして、岐阜県本巣市の小売業の経営者らが書類送検されました。
国民生活安定緊急措置法違反の疑いで18日、岐阜地検に書類送検されたのは、本巣市の小売店と、30代の経営者の男性、30代のアルバイトの女性です。
経営者らは、2025年6月下旬から7月中旬にかけて、羽島市内のスーパーで買った1袋10キロの備蓄米3480円(税込み)を、約820円高く転売した疑いがもたれています。
コメ不足で価格が高騰するなか、ことし6月から、小売店等から購入したコメについて、取得価格を超える価格で不特定多数に転売する行為が禁止されています。
経営者らは、「そんな法律があることは知りませんでした。転売したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
7月中旬、一般の人から農水省に「違反ではないか」と連絡があり、警察が捜査していました。
岐阜県警によりますと、備蓄米転売での書類送検は全国で初めてとみられるということです。