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墜落した自衛隊機の部品、航空自衛隊基地へ運ばれる 愛知・犬山市の入鹿池で引き揚げ作業進む

08.15(金)16:55
愛知県犬山市の入鹿池に自衛隊機が墜落した事故で、クレーンによる機体の引き揚げ作業が15日に始まり、陸揚げされています。
「午後1時ごろの入鹿池です。先ほど引き揚げられた機体の一部とみられるものがブルーシートに包まれ、クレーンに吊り下げられて陸の方に運ばれてきました」(竹田朝陽 記者)
この事故は今年5月、航空自衛隊のT4練習機が犬山市の入鹿池に墜落し、搭乗していた自衛隊員2人が死亡したものです。
これまでは主にダイバーによる捜索で部品の引き揚げ作業が行われていましたが、15日から人力での引き揚げが困難な大型部品をクレーンで引き揚げる作業が始まりました。
航空自衛隊と民間の建設会社の作業員計約90人が作業にあたり、午前中は50tクレーンで、池から部品を引き揚げる作業が複数回行われました。
午後は、油漏れ防止用の白いシートでくるまれた部品が200tクレーンで陸揚げされ、近くの航空自衛隊の基地へと運ばれました。
防衛省によりますと、すべての部品の捜索や回収作業は9月末まで続く見通しで、回収した部品の分析を行って事故原因を調べるということです。