
【台風23号】3連休にも影響か 13日(月)は再び伊豆諸島で“大雨”のおそれ 最新の雨・風シミュレーション 進路予想 台風情報2025

きのう発生した「台風23号」は、日本の南の海上を北上しています。
【画像】3連休に影響のおそれ…いつどこで雨が降る?「台風23号」最新の進路予想 雨・風シミュレーション
予報円は、九州南部・四国・近畿・東海・関東・伊豆諸島にかかっています。
予報円の真ん中に点線が書かれていますが、必ずしもこの線を通るわけではありません。この円に”台風の中心”が入る確率が70%です。
現段階のスーパーコンピュータの予想では、偏西風に乗るタイミングにブレがあります。
最も北側の、陸地に近い太平洋沿岸を進むか、かなり離れて東へ進むかは影響が大きく変わりますので、最新の情報は確認するようにしてください。
ただ、どちらのルートを通っても「台風22号」で被害が出た伊豆諸島では、再び大雨などの影響が出るおそれがあります。土砂災害などに引き続き警戒が必要になりそうです。
台風の最新進路予想 注目すべきは中心気圧
【台風23号】(午後4時5分発表)
■9日午後3時の実況
・存在地域:日本の南
・進行方向:北西 25 km/h
・中心気圧:1000 hPa
・中心付近の最大風速:20 m/s
■10日午前3時の予報
・存在地域:日本の南
・進行方向:西北西 20 km/h
・中心気圧:1000 hPa
・中心付近の最大風速:20 m/s
■10日午後3時の予報
・存在地域:南大東島の北北東約50km
・進行方向:北西 20 km/h
・中心気圧:1000 hPa
・中心付近の最大風速:20 m/s
■11日午後3時の予報
・存在地域:奄美大島の南東約50km
・進行方向:北北西 10 km/h
・中心気圧:992 hPa
・中心付近の最大風速:25 m/s
■12日午後3時の予報
・存在地域:四国沖
・進行方向:北東 20 km/h
・中心気圧:990 hPa
・中心付近の最大風速:30 m/s
■13日午後3時の予報
・存在地域:伊豆諸島近海
・進行方向:東 30 km/h
・中心気圧:990 hPa
・中心付近の最大風速:30 m/s
■14日午後3時の予報
・存在地域:日本の東
・進行方向:東 20 km/h
・中心気圧:992 hPa
・中心付近の最大風速:25 m/s
注目は、中心気圧です。この数字が小さければ小さいほど発達することを意味します。
22号は10月7日(火)には985hPa→940hPaと、24時間で45hPaも低下したのに対し、23号は10hPaの低下です。もう少し発達する可能性はありますが、22号に比べると発達しにくい見込みです。
いつどこで雨が降る?最新の雨・風シミュレーション
それでも赤いエリアは、暴風警戒域と言って、風速25m以上の暴風が吹くそれのあるエリアが陸地にかかっていますので、接近すれば雨・風などの影響が大きくなります。雨と風のシミュレーションでは、3連休に影響が出る予想が出ています。
この予想で固まっているわけではありません。
ひとつのシミュレーション結果で、予想にはまだブレがありますので、最新の情報を確認するようにしてください。この台風の影響で、早期注意情報が出ています。
土日は鹿児島 月火は伊豆諸島で大雨警報のおそれ
<大雨警報の可能性>
11日(土)鹿児島(奄美含む)
12日(日)鹿児島(奄美含む)
13日(月・祝)東京・伊豆諸島
14日(火)東京・伊豆諸島
<波浪警報の可能性>
11日(土)奄美地方
12日(日)鹿児島県(奄美含む)、宮崎、高知
13日(月・祝)高知、和歌山、三重、愛知、静岡、神奈川、東京・伊豆諸島
14日(火)神奈川、東京・伊豆諸島
3連休は、前線の影響もあり、雨の降る所が多くなる見込みです。