愛知初の大型アウトレットモールが岡崎市にオープンへ バンテリンドーム3.3個分の敷地内に170店舗
ことし愛知県の西三河地域では、2つの大型商業施設がオープンします。
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(松田亘哲記者)
「愛知県岡崎市では県内初となるアウトレットモールの建設工事が行われています」
愛知県岡崎市にある広い土地で工事が進むのは、ことし秋に開業が予定されている「(仮称)三井アウトレットパーク岡崎」。
愛知県で初めての大型アウトレットモールで、170の店舗と緑豊かな環境の整備が計画されています。
岡崎市で建設が進むのは名鉄・本宿駅から徒歩13分、東名高速と国道1号に挟まれたエリアで、敷地面積はバンテリンドーム3.3個分、三重県のジャズドリーム長島の約3倍。地元の期待も高まります!
(岡崎市民)
「それは楽しみ。どんなものか見てみたい」
「すごく楽しみです」
「いつも土岐や長島のアウトレットモールまで行っていたので、近くにできるといいなと(思っていた)」
大型アウトレットモール なぜ岡崎に?
そもそも、なぜ岡崎に大型アウトレットモールがつくられることになったのでしょうか?
(三井不動産 広報のコメント)
「愛知県東部だけでなく静岡県西部を商圏として捉えることが可能。多くの方に来ていただけると期待し進出することになりました」
岡崎の建設予定地は、東海地方の他の2つのアウトレットモールと、それぞれ50キロ離れていて、名古屋や静岡県の浜松からも車で1時間。商圏が広いアウトレットモールとして好立地なのです。
岡崎市はアウトレットモール中心の街づくりへ
今回の整備には地元自治体からも期待が。
(岡崎市 市街地整備課 瀧波勝俊さん)
「本宿駅周辺地区で『地域拠点』と『観光交流拠点』という街づくりを2つ同時に進めていく計画」
岡崎市は今後10年かけてアウトレットモールを中心とした街づくりを行う方針で、周辺にはスーパーやホームセンターのほかホテルなども誘致する計画です。
一方、こんな懸念も…。
(岡崎市民)
「最初は道路が混雑するのでは」
大型商業施設の誕生で各地で課題になるのが周辺の交通渋滞です。
アウトレットモール周辺ではすでに道路の幅を拡張する渋滞対策が行われ、今後は交差点の改良なども進めていくということです。
さらに三井不動産は、ことし4月に県内3施設目となる「ららぽーと」をJR安城駅近くに開業する予定です。約210店舗のなかにはレストランエリアとフードコートが一体となった大規模飲食ゾーンのほか映画館も。
ことし大型商業施設が2つオープンする西三河地域はますます盛り上がりそうです。