車274台が水没の地下駐車場 三重・四日市市が“公共事業”で復旧へ

記録的な大雨で多くの車が水につかった三重県四日市市の地下駐車場について、市は、施設の一部の復旧を公共事業として実施する方針を明らかにしました。

四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」では、9月の記録的な大雨で274台の車が水没し、復旧のめどは立っていません。

市は、7日開かれた市議への説明会で、駐車場のうち市が出資する第三セクターが所有する部分について、市の公共事業として復旧する方針を明らかにしました。

第三セクターからは、10月、復旧に伴う資金が不足しているとして、市に支援を求める要望書が提出されていました。

三重・四日市市 森智広市長

「市が主体的に公共事業として復旧を行っていくことが1日も早い復旧につながっていく唯一の方法。概算ではありますけど（復旧費用は）数十億はかかると思います」

市は、11月の市議会に施設を取得する議案を提出する方針です。