空き巣の犯人ともし鉢合わせしたら?防犯の専門家がアドバイス「玄関を開けて情報を与えない」「シャッター閉めるだけで被害は30分の1」

空き巣を含む住宅などへの侵入盗の被害。実は10月が1年のうちでいちばん多く、注意が必要な時期なんです。被害に遭わないために、どんな対策ができるのか…。
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小川美桜アナウンサーが名古屋・西区の名駅北住宅展示場 ヘーベルハウスで防犯のプロに聞きました。日頃から対策できるポイントは「4つ」。
(旭化成ホームズ LONGLIFE総合研究所 山田恭司防犯設備士)
「①狙われないこと ②敷地に入らせないこと ③家に入らせない ④入られたらどうするか考えておくこと」
空き巣の犯人は下見をしていることが多く、普段の生活の中でもターゲットにならない工夫があるそうです。
(山田防犯設備士)
「知らない人が来た時に玄関を開けて対応しないこと。下見に来たときに玄関を開けてしまうといろいろな情報がわかってしまう」
あらゆる手を使って近づく犯人。近所からの目も欺く手口もあるそうで…。
(山田防犯設備士)
「宅配業(を装った犯人)が置き配のフリをして周りを見て入っていく、(メーターの)検針のフリをして、周りに人がいなければ入っていく」
「シャッターを閉めるだけで被害は30分の1に」
対策の一つは周囲の障害物。建物の脇に自転車を止めてみると…
(山田防犯設備士)「入りにくいと思わせることが重要」
そして、家の中に入らせないためには…
(山田防犯設備士)
「シャッターを閉めると被害が30分の1に減る」
(小川)
「30分の1というとかなり減りますね」
(山田防災設備士)
「シャッターを壊す、そのあと窓も壊さないといけない。時間がすごくかかるので(犯行を)避けるのではないか」
さらにこちらは窓に設置するサブロック。ホームセンターなどで購入でき、工具なしで簡単に取り付けられるものもあります。
それでも近年は家に侵入して住民を襲い、金品を奪い取る、いわゆる「トクリュウ」による強盗事件が相次いでいます。
絶対に抵抗せずカギのある部屋へ…
(小川)「もし自分が室内にいるときに、鉢合わせしてしまったら?」
(山田防犯設備士)
「絶対に抵抗しない。立ち向かってはダメです。カギのある部屋に逃げ込む。できるだけ時間を稼いでその間に電話をする」
日が暮れるのが早まり、近所の目も少なくなるこの季節。被害に遭わないようできることから防犯対策をお願いします。