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相続税の申告書など約200件を誤廃棄 名古屋国税局

11.21(金)20:33
名古屋国税局は、過去の相続税の申告書など約200件を、誤って保存期間の終了前に廃棄したことを明らかにしました。
名古屋国税局によりますと、誤って廃棄したのは、名古屋中税務署に提出された、相続税の申告書173件と修正申告書32件で、申告期限が2016年7月から2017年6月までのものです。
署内で3年間保管した後、名古屋・東区の書庫に移動させる際、本来は、保管する箱に10年保存用のシールを貼るところを、誤って7年保存用のシールを貼ってしまったことが原因で、今年4月、期限より3年早く廃棄したということです。
11月4日、税理士が過去の申告書を閲覧するために訪れたことで、職員が該当の書類を保管していた箱がないことに気がつき、判明しました。
廃棄した申告書の外部流出はなく、すでに課税処理を終えているため、納税者への不利益は生じないということです。
名古屋国税局の中世古芳孝国税広報広聴室長は、「税務行政に対する国民の皆様方の信頼を損なうものであり、深くお詫び申し上げます」「再発防止に取り組むとともに、信頼の確保に努めて参ります」などとコメントしています。





