「顔認証システム」で支払いやスタンプラリー 中部国際空港周辺のホテルやミュージアムで実証実験
愛知県常滑市の中部国際空港セントレア周辺で、1月27日からある実証実験が行われています。キーワードは顔です。セントレアの近くにあるホテルでは…
石井俊大アナウンサー:
「常滑市内のホテルにやってきました。私がこのホテルに来るのは今日が初めてです」
フロント:
「イシイ トシヒロ様こんにちは」
石井俊大アナウンサー:
「このようにホテルスタッフの方は私のことを認識しているんですね。なぜかというと、スタッフの方が見ている画面に理由があります」
使われているのは「顔認証システム」です。事前にスマートフォンを使って、専用サイトで顔や名前、クレジットカードなどの情報を登録します。ホテルの入り口とフロントのカメラで顔をとらえ、事前登録したデータと一致すると、名前がフロントの端末に表示する仕組みです。
これは愛知県が27日からセントレアの周辺施設で始めた、「顔認証」を使った実証実験の1つです。その理由は…
愛知県 次世代産業室 上原悦子室長補佐:
「セントレア地区、常滑地区は外国からの客も多い。日本人でもお子さんとかいると、財布出すのが大変だったりする。顔認証をみなさんに使っていただくことで利便性を体感いただくと」
顔認証の実証実験はこんなところでも…
石井俊大アナウンサー:
「顔認証システムを使えば、支払いもスムーズに行うことができるんです。オレンジジュースを購入しました。その支払いをこちらの端末で行います。600円でした。顔認証で顔を照合すると、決済処理中となります。顔を映しただけです。これで支払い完了。顔認証だけの支払いもこのようにスムーズです」
今回、実験が行われているのはホテルだけでありません。セントレアから7キロほどの場所にある、土と焼き物の歴史が学べるINAXライブミュージアム。ここでは「顔認証システム」がスタンプラリーに使われています。
愛知県 次世代産業室 上原悦子室長補佐:
「いろんな場所で試させていただいて、施設やミュージアムからのフィードバックをいただきながら、どういう場所が1番いいのかをこれから考えていきたい」