【阪神・淡路大震災30年アーカイブ】防災用品に行列「もう売り切れて、何にもないです」1995年1月19日放送のニュース
阪神・淡路大震災の発生から30年です。CBCテレビが取材した「災害の教訓」を当時の放送のまま、アーカイブ映像としてお伝えします。
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「CBCニュースワイド」1995年1月19日放送(当時の原稿)
今回の阪神大震災は、大都市での地震の怖さを見せつけました。防災用品を扱っている店では、地震以来この防災用品が飛ぶように売れています。
(買いに来た人)
「私、リュックサックを買いに来ました。非常の場合、持ち出ししたいもんですから。(販売されていた?)もう売り切れて、何にもないです」
(リポート)
「名古屋市内の百貨店にけさ設けられた防災用品のコーナーです。午前中は柱のスペースにまで商品が並んでいたんですが、お昼過ぎにはもう品切れ状態となりまして、現在はこちらの机と、そしてあちらの机だけのスペースに縮小されています」
各商品とも200個から500個用意されていたんですが、午前中に水、乾パン、ロープ、そして家具を柱に固定する器具が売り切れ、現在は消火器、懐中電灯、缶切りなどが机の上にあるだけです。
(リポート)
「こちらが家具転倒防止用の商品、もう見本しか残っておりません。1個500円。こちらを柱に固定、そしてこちらをネジで家具に固定。そうすると家具が倒れないという仕組みになっています」
(広報担当者)
「開店と同時に、50人ほどお客様も既に走ってこられまして、みるみるうちに、ある程度のまとめ買いもございましたもんですから、商品がなくなってしまったと」
「私ども何とかならないかと、各メーカーさんあるいは問屋さんにお願いをしておるんですが、神戸の被災地の方に商品が回っていくということで、被災地の方優先ということですから、やむを得ないだろうと思っております」
「CBCニュースワイド」1995年1月19日放送【阪神・淡路大震災30年アーカイブ】