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クマ被害 観光名所で9人が重軽傷を負ったことも… エサの“ドングリ不作”でクマ出没に警戒を 「どこで遭遇して被害に遭うか分からない」

10.29(水)17:20
全国で相次ぐクマによる被害。岐阜県では…
【写真を見る】クマ被害 観光名所で9人が重軽傷を負ったことも… エサの“ドングリ不作”でクマ出没に警戒を 「どこで遭遇して被害に遭うか分からない」
2009年9月。乗鞍スカイラインの終点、高山市の畳平駐車場付近に現れた1頭のツキノワグマが観光客を襲いました。
クマは一人の男性に覆いかぶさりました。地元猟友会が駆除したクマは、体長約1メートル30センチのオス。9人が重軽傷を負いました。
また、2017年4月。高山市街地では、クマがジョギング中の男性を襲ったことも…
(襲われた人)
「走ってきて襲いかかってきて、びっくりした」
「クマの習性を把握し遭遇しないことも大切」
そして、クマ被害はことしも起きています。10月、同じく高山市の上宝町吉野の山中で75歳の男性が夕方にクマに襲われ、左腕を骨折するなどの大けがをしました。
男性は1人で栗拾いをしていて「親子のツキノワグマに遭遇した」ということでした。その後、高山市が現場に設置したワナの檻には、親子とみられる2頭のクマが捕獲されました。
(高山市・田中明市長)
「どこでクマに遭遇して被害に遭うか分からない。習性をしっかりと把握する中で、クマに遭遇しないことも大切だと思う。できることをしっかりやっていきたい」
また、10月5日には世界遺産・白川郷でもスペイン人観光客の男性が、クマに背後から襲われ腕に軽いケガをしました。
(柳瀬晴貴記者)
「男性は友人と2人で写真を撮っていたところ、茂みの中からクマが現れたということです」
岐阜県でも、ことしはエサとなるドングリの実りが悪く、クマ出没に対し警戒感が非常に高まっています。





