介助中に髪つかみ揺さぶる等…特別養護老人ホームで入居者への虐待2件「認識あったが通報するまでのものでないと」

　三重県御浜町の特別養護老人ホームで、利用者の髪をつかむなどの虐待が2件認定されていたことがわかりました。 　御浜町の特別養護老人ホーム「エイジハウス」などによりますと、今年4月、50代の男性職員が着替えの介助中に、80代の女性入居者の髪をつかんで揺さぶりました。 　また去年9月には、別の30代の男性職員が、廊下を歩き回っていた80代の女性入居者を怒鳴りつけ、体をソファに押しつけて無理矢理座らせていて、町はいずれの行為も虐待と認定しました。 　今年6月に関係者から町に情報提供があって発覚し、施設長は取材に対し「虐待との認識はあったが、町に通報するまでのものではないと判断した」と話しています。