「クルマの街」豊田市からプロレーサーを 元レーサーが指導するレーシングシミュレーション塾

「クルマの街」愛知県豊田市に2025年、元プロのドライバーが指導する「レーシングシミュレーション塾」がオープンしました。
この塾では、プロドライバーになりたい! という人向けのレッスンや、運転に不安を感じる人向けの運転レッスンを、シミュレーターで受けられます。普段は車を運転しない、相澤伸郎アナウンサーが訪問し、タイムアタックに挑戦しました。

「レーシングシミュレーター塾」の代表である柴田隆幸さんに、話を聞きました。
――なぜ、レーシングシミュレーター塾をオープンしたのでしょうか。
レーシングシミュレーター塾 代表 柴田隆幸さん:
「F1ドライバーになりたい子や、eスポーツで活躍したいという夢を持つ小学生を、幅広く対象にした塾を開講することで、車のまちである豊田市から初のプロドライバーを輩出するために開講しました。
レーシングシミュレーターを通して、一般道に限らずサーキットでも『進む』『止まる』『曲がる』のスキルを活かすことができます」

今回は、相澤伸郎アナウンサーが元プロドライバーの方にアドバイスを受けながら、タイムアタックに挑戦しました。
元プロドライバー:
「緑の矢印があり、それがずっとアクセルを踏むところで、白い部分がアクセルを抜く場所です。赤になったらブレーキを踏むのが目安です」

シミュレーターの画面の中にあるゲートを通過し、直線は難なくクリア。その後もハンドルを左右に揺らしながら、ぎこちない様子でハンドル操作を行う相澤アナウンサー。そして大きなカーブに差し掛かると、曲がり切れずにクラッシュ! パーツが外れてしまう事態になりました。
本物なら大惨事ですが、こうしたスピンやクラッシュを起こさないようなドライビングテクニックを、このシミュレーターで身に付けることができます。

実はこのシミュレーターで使われる車体は、入門カテゴリーのフォーミュラカー「FIA-F4」。映像でリアルに再現されたレーシングカーに“乗車”して、レーシングドライバーになりたい人たちが練習するといいます。
――このレーシングシミュレーターを体験したい方は、予約が必要とのことですね。
柴田さん:
「会員の方は予約が必要で、会員でない方も一度ご連絡をいただければ、体験できます」
●料金
年会費:1万円
レッスン料:月2回 8000円
1レッスン60分(予約制)