価格は去年の1.5倍だけど…新米の売れ行き好調 「やはりお米は必需品」 11月以降は全国の銘柄米増加で地元・愛知県産安くなるか

新米の出来が良いことなどから価格が下がるとの見方もありますが、実際の価格はどうなっているのか。
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訪れたのは、名古屋市千種区のスーパー「サンエース」。こちらでは、ことし8月中旬から新米の販売を開始。一時、3~4種類ほどしか置けなかった時期もあったそうですが、きょうは14種類が並んでいました。
(サンエース 執行役員・宮下裕基さん)
「新米の売れ行きは、販売件数も販売金額も共に上がっていて、実際に(去年の)110%から120%ぐらい(の売り上げ)」
Q.コメの価格が上がっているが、それでも売れ行きは伸びている?
(宮下さん)
「やはりお米は必需品ということがあるんだと思う」
ことしの新米の価格は、去年に比べ1.5倍ほどになっているものの、売れ行きは好調。さらに、来月以降は全国の産地から届く銘柄米が増え、地元・愛知県産のコメがより安く販売できそうだということです。
「雑穀」の売れ行きが去年の1.2倍
一方で、パンや乾麺などの売れ行きも伸びていて、この夏のピーク時には…
(宮下さん)
「(売り場は)これの1.5倍ぐらい。種類も量も。パン箱を置いて販売していた」
Q.前に売り場を拡張して?
「そうですね」
また、健康目的で購入する人が多かった「雑穀」の売れ行きが好調だといいます。
(宮下さん)
「昨年とあまり品ぞろえは変わっていないが、1個1個の販売件数が伸びている」
Q.雑穀米の売れ行きが増えている理由は?
「お米が高いので、かさまし。そういった部分でもち麦や押し麦を買う方もいる」
売れ行きは、去年の1.2倍に増えているそうです。
「5キロ4000円切ってくれたら…」
訪れていたお客さんにも聞きました。
(買い物客)
Q.最近お米は買いましたか?
「(買ったのは)だいぶ前。それから高くなったので後は買っていない」
一方、コメはスーパーでは買わないという人も…
(買い物客)
「岐阜などに行って、農家で買っている」
Q.スーパーのお米の価格は?
「めちゃめちゃ高い。すごく高い」
さらに…
(買い物客)
Q.最近お米は買いましたか?
「たまに買って、5キロとかがほとんど」
Q.新米いくらぐらいなら買う?
「4000円を切ってきたら、何とか手が出せるかなと思うので、まずはそこを目指してほしい」
スーパーとしては好調というものの“令和の米騒動”終息とは、言い切れない状況と感じました。