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マンション死体遺棄事件で元ホストの男に懲役1年6カ月を求刑 弁護側は改めて無罪主張
01.31(金)19:01
名古屋市中区のマンションで住人の男性の遺体を遺棄した罪に問われている元ホストの男の裁判で、1月31日、検察は男に懲役1年6カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと、元ホストの小山直己被告(24)は、2023年10月、当時勤務していたホストクラブの客だった内田明日香被告(31)と共謀し、中区新栄のマンションの一室で、この部屋に住む阿部光一さん(当時42)の遺体を毛布で包むなどしてクローゼットの中に隠した死体遺棄の罪に問われています。
これまでの裁判で小山被告は「私は一切関わっていません」と起訴内容を否認していました。
1月31日の裁判で検察側は「小山被告の協力なしでは被害者の遺体を遺棄することは不可能」などとして、懲役1年6カ月を求刑しました。
一方、弁護側は、小山被告が遺体を遺棄したとする証拠となるのは、「内田被告の証言という間接事実のみである」と指摘。
その上で「内田被告が遺体の顔にガムテープを巻いてビニール袋を被せる際には、小山被告が遺体を載せた毛布の端を持っていた。などとする内田被告の証言には不自然な点が多くあり、信用できない」「内田被告の証言は客観的証拠と矛盾している」などとして、改めて無罪を主張しました。
最後に、裁判長から「何か言いたいことはありますか」と聞かれた小山被告は、「私は今回の事件に一切関わっていません。これまでの私の証言に嘘や偽りはありません。最初に被害者の方が亡くなったことを知ったのは、テレビの報道です」などと述べ、裁判は結審しました。
判決は3月17日に言い渡されます。